【JUMP】シェアハウス！

１ターゲットありおか ページ3

side有岡

はぁー…今日で５日目かぁ

誰もいないリビングのおっきなソファに寝転がって思いっきりため息をこぼす

何がってそりゃあ、便秘ですよ。お通じゼロ

下っ腹が不自然にポッコリ出てる

今朝、やまだに指摘された時は焦ったね

便秘って言葉を避けようとしたら、
太っちゃった〜なんてマヌケな答えを言ってしまって

案の定やまだには、プロ意識だ足りないだの減量しろだのグチグチ言われて最難だったなぁ

うぐぐ…またお腹痛くなってきた

トイレ行こうかなー
でも行ってもまた出ないのかなー

伊「だいちゃん」

後ろから突然聞こえたささやき声に文字通り身体が飛び跳ねた

有「ビックリしたー。やめてよーいのちゃん」

伊「だってリビング入っても全然気づいてくれないんだもん」

有「それは…んっ…いぃっ」

いきなりお腹に激痛が走った

伊「だいちゃん？どうしたの？」

有「いっ…な、なんでもない」

こういう時は、とりあえず否定する
便秘だなんて恥ずかしいし、特にいのちゃんには知られたくない

伊「いやいやいや。お腹痛いんでしょ」

どのへん？ってお腹を触ってくるいのちゃん

有「いやっ、大丈夫っ…だから」

そんな俺の言うことはお構いなしに、いのちゃんの手が下腹をピンポイントに押してきた

有「いたい、いたい、いたい！」

伊「あ〜、便秘だね」

うぅ…バレた…

それだけで泣きそうになのに、いのちゃんがとんでもない事を言い出した

伊「俺がかき出してあげよっか、指で」

なんてこと言うの。嫌に決まってんじゃん

全力で首を横に振った

伊「冗談だって(笑)。ちょっと待ってて」

リビングから出て行っちゃった

こんな時に冗談なんて…

ってか、いのちゃんどこ行ったんだろ

早く戻ってきてぇー。お腹いたい(涙)

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