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２２時を回ったところでジョングクくんが来た。
今日は前回と比べてメイクは薄めで、もっと幼く感じた。
「久しぶり」
「うん」
照れ臭そうに、鼻をかくところが可愛い。
冷蔵庫から取り出したビールをジョングクくんに手渡して、ソファで隣に座った。
前より近めに。
そうしたら、すすっと離れられた。
…これは…。
ビールを飲むふりして、横に座るウサギを見ると耳が真っ赤だった。
まじかーーーーーーーーーーーー！
この感じだと、初キスもまだじゃないの？
え、イケメンなのに？勿体無くない？
これ逃したら、私一生後悔する気がする。
って、おい変態何考えてんだよ。下手したら襲われたって通報されるぞ。
抑えろ！
でも、こういうタイプって一回ソレの良さを知ると豹変するって言われるよね…。
また隣に座るウサギをちらりと見る。
豹変…。ウサギだけに…。
ほら、よく言うじゃん。
飼い主にも…ってくらいウサギは動物の中で一番、
「Aさん、あんまり連絡できなくてごめんなさい」
あと０.１秒遅かったらとんでもないことを口にしてた。
「ううん。忙しいんでしょ？大丈夫だよー！」
私は違う意味で大変なんだよ。
気づかないかなジョングクくん。
「何かお詫び…」
お詫び…。
気にしなくていいのになー。
あ、そういえばうちの雑誌で連載中の漫画の実写化がそろそろ公開するはず。
関係者上映会に行けなかったから、ジョングクくんと見に行こうかな。
「今度の休みに映画見に行きたい！」
何となく告げたそれが、
ジョングクくんを苦しめるなんて私は想像もしていなかったんだ。
だって普通の恋人にとって、デートは当たり前なことで
ジョングクくんの事情を知らなかった私は、私たちがいたって普通のカップルだと思ってたんだ。
家でしか会えない理由も気づいてあげられなかった。
一瞬顔が曇って、でもすぐに「うん」と答えたジョングクくん。
「休みが取れたら連絡するね」
そんなに不規則なのかー。
「無理しなくていいからね」
大変そうだな。いつか仕事のこと話してくれるかな。
深く聞くには、私たちはまだ日が浅いもんね。
考え事をしながらビールを飲み干していると、隣から視線を感じた。
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Haylee :D(プロフ) - のん民さん» のん民さん、ありがとうございます！軽く号泣してます嬉しすぎて(TT)どうしようか迷った末にあのように終わらせました。一番綺麗でしっくりきたので笑こちらこそ読んでくださりありがとうございます！評価もありがとうございます(TT)これからも宜しくお願います！ (2018年5月31日 0時) (
レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - PS.評価を押させていただきました。ぴったり200票目でした(笑) (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - なんだかとても大人っぽいもどかしい感じの恋物語で、普段はそこまで好まないのですが、なぜだかとても味わって読ませていただきました。最後、主人公さんの返答を書かないのが、とてもいいなぁと思いました!素敵な作品を作っていただき、ありがとうございました。 (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - のんさん» 笑笑 いえ、20代なったばっかです笑笑 (2018年5月17日 3時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん - 作者さん30代なんですか？ (2018年5月6日 1時) (レス) id: 2bf35c0a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haylee :D | 作成日時：2018年4月22日 20時
