おうちでえと。 ページ5
インターホンが鳴ったのは２２時前で、
はいはーいと返事をして、インターホンの画面を見ずにアパートの入り口を開けた。
今度は部屋のインターホンが鳴ってドアスコープで確認もせずに、ガチャリと開ける。
そこに立っていたのは全身黒のウサギくん。
本日も黒マスクと黒帽子着用。
「どうぞー」
招き入れると、静かにお邪魔しますと呟いた。
それにしても、目が合わん。
「その辺に座ってて」
リビングに促して、私はキッチンへと向かう。
「ビールでいい？」
冷蔵庫を開けながら、リビングまで届くようにと少し大きめな声で言うと、
「はい」と静かに返って来た。
ビール二つ取り出して、リビングへ向かう。
ソファに座るウサギくんの後ろ姿はまさに男のそれで、
ゴクリと喉が鳴る。
抑えろ抑えろ。
帽子を外してて、髪色は茶色だった。
サラサラしてて、触れたい衝動にかられる。
グッとこらえて、ローテーブルにビールをおく。
「ごめんねーテレビもないからつまらないけど
飲みに付き合って…く、れ…て…」
語尾がしっかり言えてないのは、マスクを外したウサギくんの顔を見たせいだ。
少しメイクをしてるのだろうか
それにしても顔が整いすぎてて、私は驚きを隠せず、ガン見してしまった。
こんな美男子見たことない。
てか、もろタイプなんですけど。どうしよう。
年齢さえ近ければ、迷いなく襲ってた。
年齢という壁が私の理性を保ってくれている。
でもそれは蜘蛛の糸のようで、何かがあったらすぐにあっけなく切れてしまいそうで。
ジョングクくんがスマホから目線をあげて、目が合った瞬間にそらした。
「さ、早速飲むか！」
「あ、僕おつまみ持って来ました」
これまた黒のカバンからおつまみを取り出す。
自分の動揺を必死に見せないように口を開いた。
「おーみんな高いやつじゃん！いいの？」
どこかの高級店のおつまみだ。どこで手に入れたんだ。
「ヒョンにオススメを聞いたら、この店と言われたので…」
ヒョン… そのヒョンはおじさんとでも飲むと思っているのだろうか。
でも、全部私の好みだから、許してやろう。
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Haylee :D(プロフ) - のん民さん» のん民さん、ありがとうございます！軽く号泣してます嬉しすぎて(TT)どうしようか迷った末にあのように終わらせました。一番綺麗でしっくりきたので笑こちらこそ読んでくださりありがとうございます！評価もありがとうございます(TT)これからも宜しくお願います！ (2018年5月31日 0時) (
レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - PS.評価を押させていただきました。ぴったり200票目でした(笑) (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - なんだかとても大人っぽいもどかしい感じの恋物語で、普段はそこまで好まないのですが、なぜだかとても味わって読ませていただきました。最後、主人公さんの返答を書かないのが、とてもいいなぁと思いました!素敵な作品を作っていただき、ありがとうございました。 (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - のんさん» 笑笑 いえ、20代なったばっかです笑笑 (2018年5月17日 3時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん - 作者さん30代なんですか？ (2018年5月6日 1時) (レス) id: 2bf35c0a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haylee :D | 作成日時：2018年4月22日 20時
