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「ヒョンはそんな冷たい子に育てた覚えないけどなー」
アーミーに言っちゃうぞ〜とか言ってるけど、無視。
「わかった。高級韓牛で手を打とうじゃないか、」
「なんですか。やりますやります」
「お。食いついた」
その日の夕飯は韓牛に決まった。
ジミニヒョンがお店を予約しているところにテヒョニヒョンが(偶然を装って)登場したから、
ジミニヒョンはテヒョニヒョンの分も奢ることになってしまった。
可哀想に。
今タクシーで向買ってるのはそのお店。
ジミニヒョンがめちゃくちゃ美味しいんだよーとか言ってるけれど、
ヒョンのお金で高級韓牛が食べられれば正直どこでもいい。
だけれど、着いたお店は老舗感漂う和食の居酒屋さんだった。
「ヒョン、韓牛は?」
JM「ここのご飯美味しいんだよー!」
TH「俺、韓牛食べれると思って着いてきたのに」
僕とテヒョニヒョンの言葉を無視して、お店に入って行くジミニヒョン。
騙された。
それはそうか。そんなうまい話があるわけないんだ。
だって、相手はジミニヒョンだもんね。
お店に入ると、店内はカウンター式で、さすがに無理だろとヒョンに言いそうになったところ、
おかみさんらしき方がお店の奥まで案内してくれた。
そこには店内と同様に日本風の座敷のお部屋があって、ジミニヒョンに着いて行く形で、テヒョニヒョンと一緒に中へ入る。
「ここどうやって知ったんですか」
お酒と料理を注文した後に、向かいに座るジミニヒョンに訊いてみた。
お店の外には看板もないし、メニューには値段が書いていない。
ここは“そういう”人しか来れないお店なんだ。
「知り合いに紹介してもらったんだよ」
ジミニヒョンは“早く来ないかな〜”と言いながらおしぼりで手を拭いてく。
ヒョンの隣に座るテヒョニヒョンを見ると、お店の雰囲気を気に入ったのか、スマホで写真をパシャパシャ取っていた。
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Haylee :D(プロフ) - のん民さん» のん民さん、ありがとうございます!軽く号泣してます嬉しすぎて(TT)どうしようか迷った末にあのように終わらせました。一番綺麗でしっくりきたので笑こちらこそ読んでくださりありがとうございます!評価もありがとうございます(TT)これからも宜しくお願います! (2018年5月31日 0時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - PS.評価を押させていただきました。ぴったり200票目でした(笑) (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - なんだかとても大人っぽいもどかしい感じの恋物語で、普段はそこまで好まないのですが、なぜだかとても味わって読ませていただきました。最後、主人公さんの返答を書かないのが、とてもいいなぁと思いました!素敵な作品を作っていただき、ありがとうございました。 (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - のんさん» 笑笑 いえ、20代なったばっかです笑笑 (2018年5月17日 3時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん - 作者さん30代なんですか? (2018年5月6日 1時) (レス) id: 2bf35c0a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haylee :D | 作成日時:2018年4月22日 20時