愛し方は人それぞれ。２ ページ27
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『花様年華』プロジェクトは大成功を収めて、そこからのBTSの勢いは止まらずに世界中にまで名前が知れ渡った。
とても、ありがたいことで、ファンのみんなはもちろんだけど、
『花様年華』がなければ僕たちはここまで来れたのかなと、たまにふと思うことがある。
Aさんを想って書いた‘RUN’。
リリースされた当初は歌うたびに頭の片隅でAさんがちらついていたけれど、
もうそれも５年経てばなくなる。
別れを告げられた日は納得がいかないと必死に訴えたけれど、
僕は全然彼女のことを考えられていなかった。
大人になれば、Aさんの当時の考えが少しはわかるかなと思ったけれど、
まだあまり理解できていなかった。漠然とした何かはそこにあったけれど。
当時のAさんの年齢にあと少しで近くけれど、今のAさんとは離れる一方で。
最近は連絡も取れていない。
忙しいからっていうのもあるんだが、何よりAさんの枷になりたくなくて、連絡が取りづらくなっている。
僕がいなければ、すでに違う人と恋をして結婚していた頃だろう。
いや、最近連絡が取れてないだけで、もうすでに恋人ができて、結婚しているかもしれない。
付き合っていた当初に上司と二人で飲みに行ってたじゃないか。
ほら、あの人と、そういう風になっていたりして…。
…まだこんなに好きなんだなー。
一人の作業室で大きなため息を吐く。
連絡してみようか。
でも、……。
いや、…。
うーんうーん…
「ジョングギ！」
「うわ！！！」
びっくりして後ろを振り向くと、ジミニヒョンが扉の前で立っていた。
「もうなんども呼んでるのに、気づかないから勝手に入ってきたよ」
「ジミニヒョンが勝手に入ってくるのはいつものことじゃん…」
ボソッと呟いたつもりが、ヒョンの耳に入っていたらしく、頬をつねられた。
地獄耳が。
「で、なんですか、ヒョン」
ヒョンが片手に持っている紙の束を見ると、嫌な予感しかしない。
雑用だ。あれは大量の雑用だ。
「愛しい愛しい弟は、ヒョンのために一仕事頼まれてくれないかな」
「嫌です」
話は終わりだ、という風にパソコンに体を向けて、中断したところで作業を再開する。
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Haylee :D(プロフ) - のん民さん» のん民さん、ありがとうございます！軽く号泣してます嬉しすぎて(TT)どうしようか迷った末にあのように終わらせました。一番綺麗でしっくりきたので笑こちらこそ読んでくださりありがとうございます！評価もありがとうございます(TT)これからも宜しくお願います！ (2018年5月31日 0時) (
レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - PS.評価を押させていただきました。ぴったり200票目でした(笑) (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - なんだかとても大人っぽいもどかしい感じの恋物語で、普段はそこまで好まないのですが、なぜだかとても味わって読ませていただきました。最後、主人公さんの返答を書かないのが、とてもいいなぁと思いました!素敵な作品を作っていただき、ありがとうございました。 (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - のんさん» 笑笑 いえ、20代なったばっかです笑笑 (2018年5月17日 3時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん - 作者さん30代なんですか？ (2018年5月6日 1時) (レス) id: 2bf35c0a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haylee :D | 作成日時：2018年4月22日 20時
