興味がない。 ページ12
本日もジョングクくんは深夜ごろに帰って行った。
忙しいのか、仕事が大変なのか訊きたいけれど、
理解ある彼女でいよう。話してくれるまで待とう。
最終的に年上である私が大人でいなければいけない。
今回も幸せそうな笑顔を貼り付けて帰って行って、私はそれを見て癒されるから、
少しだけ、ほんの少しだけ感じる不満を我慢することにした。
それから週末まではカトクでの会話のみ。
ジョングクくんも何となく忙しそうで、
たまに電話が来たけれど、お互いのタイミングが合わなかった。
どんなに忙しくても、必ずやってくる金曜日。
今日も残業かー…。
定時で上がる同僚達を見送りながら思った。
「何だ、A。今日は定時で上がらないのか」
でたイヤミ上司、イ・ボムソク。
ちらりと横を見たら、先ほど帰った同僚の机に腰掛けていた。
あーあ、イケメンなのになー。
性格さえ良ければなー。
でも、タイプじゃないなー。
私のタイプは童顔だからなー。
「仕事が忙しいみたいなので」
そう素直に答えると、鼻で笑い、
「仕方ねーなー。今夜付き合ってやるよ」
「結構です」
即答した私を睨むな。
あんたと飲んで私にどんなメリットがあるんだ。
「奢るぞ？」
「あーサムギョプサル食べたいなー！
ここの近くにある、あのお店行きましょうよ！」
金に目がないとか言うな。タダ飯ほど旨いものはない。
それが例え、嫌いな上司との食事でも。
「んーーーー金曜に飲むビールって何でどの日よりも美味しいんだろ！」
「お前、もう少し女らしくしろよ」
目の前に座るイ・ボムソクがなんか言ってるけど気にしない気にしない。
「それにしても、今週は忙しかったですね。
実写映画のPRであちこち回ってましたよ」
うちもそれなりに大きな出版社だけれど、
それより大きく有名な映画会社に挨拶に行った時は、数億年ぶりに緊張したな。
キムチをお肉で巻いて、口に入れる。
「お前が珍しくガッチガチだったって聞いた時は驚いたよ。
採用面接の時に爆笑してた奴がね」
あーまだ覚えてたんだ、アレ。
「あれは仕方がないじゃないですか」
隣の子が自己紹介の時に噛みまくってた挙句、緊張でお腹が痛くなったみたいで、
隣に座ってた私は我慢できずに笑ってしまった。
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Haylee :D(プロフ) - のん民さん» のん民さん、ありがとうございます！軽く号泣してます嬉しすぎて(TT)どうしようか迷った末にあのように終わらせました。一番綺麗でしっくりきたので笑こちらこそ読んでくださりありがとうございます！評価もありがとうございます(TT)これからも宜しくお願います！ (2018年5月31日 0時) (
レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - PS.評価を押させていただきました。ぴったり200票目でした(笑) (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - なんだかとても大人っぽいもどかしい感じの恋物語で、普段はそこまで好まないのですが、なぜだかとても味わって読ませていただきました。最後、主人公さんの返答を書かないのが、とてもいいなぁと思いました!素敵な作品を作っていただき、ありがとうございました。 (2018年5月30日 3時) (レス) id: 4b35232376 (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - のんさん» 笑笑 いえ、20代なったばっかです笑笑 (2018年5月17日 3時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
のん - 作者さん30代なんですか？ (2018年5月6日 1時) (レス) id: 2bf35c0a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haylee :D | 作成日時：2018年4月22日 20時
