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まずは残りの兄弟たちを手入れすることにしようと決めた。
いち兄には怪我が治っている状態であったほうがいいんじゃないかと言われたからだ。
みんなと本丸内を歩き進めた。
「ここです」と平野君が指をさした部屋は障子が開いていた。
「兄弟、いますか？」
「その声は前田か？！」
声を最初にかけてくれたのは赤い眼鏡をかけた金髪の子だった。
その子もみんなと同じですごく傷だらけだった。
その子の後ろには小さな男の子が2人いた。
「主さま、ここにいるのは博多藤四郎、包丁藤四郎、毛利藤四郎です」
博多くんと言われた子は兄弟みんなの顔を見て安心したみたいだった。
それと同時に私にも目線がいく。
誰だろうと少し怯えているようだった。
「はじめまして博多藤四郎君。私はこの本丸の新しい審神者です。よろしくね」
「まずは話ば聞く……俺のことをどうするつもりなん？」
警戒しているようだった。他の後ろにいる子たちにも聞こえるように大きな声で話そう。
「君たちを助けにきたんだ！」
直球だねと誰かが言ったが気にしない、素直な言葉が一番響くと思っているので。
博多君は少し考えた後兄弟たちに尋ねた。
「この人は信用できると？」と。
みんなそれに対してうんとうなづいてくれた。
後ろにいた残りの子も兄弟に連れられて私の元に来てくれた。
「はじめまして…」と言葉をかけてくれた。
「みんなから話は聞いていたから、君たちのことはなんとなく知ってたんだよ」
３人の目を見ながら笑いかける。
その時に顔に泥がついている子がいたからポケットに入れてあったハンカチでその子についてた泥を拭いてあげた。
一瞬驚いたのか目をギュッと瞑っていたが、次第に目を開けてくれて私のことをじっと見てくれた。
確か彼の名前は包丁君だったはず。
「こんなに泥まみれで傷だらけなのに今までよく頑張ったね」
短刀の子達みんなにするように頭をそれぞれに撫でてあげた。
すると博多君も包丁君も毛利君もみんな泣き出してしまったのだ。
えー？！どうしようどうしよう、私泣かせちゃったよ、喜んでもらえると思ったことがまさかの裏目に？！とアワアワしていると「ちが、違うんです。嬉しく、て」と毛利君が言った。
「僕たちはこの本丸に来てから、一度も褒めてもらえたり、優しくしてもらえなかったから、今とても嬉しくて涙が止まらないんです」
するとまたわーんと大きな声で泣き始めたのだ。
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乃愛(プロフ) - それは心折れるね……辛いな…でもきっと夢主なら救ってくれるよ！安心してほしいな…更新お疲れ様です！ (2023年4月6日 21時) (
レス) @page42 id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
さら - おかえりなさい！！更新してくれて凄く嬉しいです！！このお話大好きなので、待ってました！！ありがとうございます！！続きも楽しみにしてます！！頑張って下さい！！ (2023年4月6日 1時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
小関蓮（女）(プロフ) - 乃愛さん» コメントありがとうございます！数年前から始めた小説ですが見つけて頂き、しかも一気に読んでいただいたこととても嬉しいです^ ^ ゆっくりになりますが頑張って小説投稿いたしますのでよろしくお願いします。主ちゃん褒めていただいて感無量！！ (2023年4月5日 21時) (レス) id: ec8ad34bcc (このIDを非表示/違反報告)
小関蓮（女）(プロフ) - テトさん» 1周年のお祝いありがとうござます!っと言いながら何年経ったのでしょうか…小説の更新が遅くなってしまって申し訳ないです。私の諸事情でログインできずに何億光年もの時が過ぎましたね。あの頃に書きたかったお話があるのでぼちぼち小説を投稿していこうと思います^ ^ (2023年4月5日 21時) (レス) id: ec8ad34bcc (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - コメント失礼します！面白くて一気に読んじゃいました！私逆ハー大好物なので嬉しいです！刀剣男士全員推しなので嬉しいです！私この小説がきっかけで刀剣乱舞始めました！更新頑張ってくださいね！夢主の性格めっちゃ好きです！この小説も大好きです！ (2023年4月5日 20時) (レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるゆる | 作成日時：2018年1月4日 10時
