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私が考えた作戦はこうだ。
まず、先陣を長谷部が攻める。
刀剣男士たちは自らの本体『刀』を持っている。
それを人間が生身で受けるということは、非常に危険だ。
命だって落としかねない。
だから先陣で長谷部が私を攻撃から守る。
そして後陣の私が一気に彼らを手入れする、って感じだ。
安易な作戦かもしれない。
だが今この少ない情報でできることは限られていて、簡単に動くことができない。
でもこれならいける気がした。
長谷部に任せっきりだが仕方ない。
これもここの本丸にいる彼らを助けるためなんだ。
だから私は『ごめんね』と言わない。逆に『ありがとう』と感謝しよう。
「主、着きました。あそこが来派の部屋です」
「オーケー、じゃあ先陣を宜しく長谷部」
軽く言葉を交わし、お互いに首を縦に振った。
直接声に出して話さなかったが、なぜか心の中で思っていることが以心伝心するように伝わってきた。
これって、もしかするとお互い信頼しあっているからできてしまったのだろうか。
本来それが審神者とその家来である刀剣男士たちの姿なんだろう。
本来あるべき……
その時バタンっと大きな音が脳裏まで響き通る。
大きな音の正体は、長谷部が愛染国俊と明石国行がいるとされる部屋の障子を勢いよく開けた時の反動のようだ。
「愛染国俊、明石国行。お前ら二人を助けにきたっ」
まるで、特撮ヒーロー番組に出てくるかっこいいヒーローが手を差し伸べて救うシーンを見ているみたいだ。まあ、刀を今にでも振るいそうなのを除いてはだが。
私も長谷部に続いてその部屋に入った。
そこには二つの体を寄せ合って抱きしめあっている小さな少年と長身の男性。
二人とも私たちを見た瞬間、さらに肩を震わせ嫌悪な表情を浮かべ怯える。
あぁ、またこの目だ。
審神者である私たち人間を嫌っている目。
やっぱり毎回毎回そんな目をさせられたら、私だって少しは心がキューっとなって仕方ないと分かっていても辛いんだよね。
「あ、あぁ……」
「あんたらなんなん、こんなとこいきなり来たりして。国俊に傷つけたらッ」
鋭い目つきでこちらを睨みつける。
もらった資料とは随分と性格が真逆な明石国行に翻弄される。
その目線の先ははっきりと私を映しだす。
だが、その目に映っているのは私だけではなく、全ての人間に対しての殺意がこもられていた。
「人間っつーもんはまた奪うって行くんか。自分の大切な仲間もなにもかも……」
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乃愛(プロフ) - それは心折れるね……辛いな…でもきっと夢主なら救ってくれるよ！安心してほしいな…更新お疲れ様です！ (2023年4月6日 21時) (
レス) @page42 id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
さら - おかえりなさい！！更新してくれて凄く嬉しいです！！このお話大好きなので、待ってました！！ありがとうございます！！続きも楽しみにしてます！！頑張って下さい！！ (2023年4月6日 1時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
小関蓮（女）(プロフ) - 乃愛さん» コメントありがとうございます！数年前から始めた小説ですが見つけて頂き、しかも一気に読んでいただいたこととても嬉しいです^ ^ ゆっくりになりますが頑張って小説投稿いたしますのでよろしくお願いします。主ちゃん褒めていただいて感無量！！ (2023年4月5日 21時) (レス) id: ec8ad34bcc (このIDを非表示/違反報告)
小関蓮（女）(プロフ) - テトさん» 1周年のお祝いありがとうござます!っと言いながら何年経ったのでしょうか…小説の更新が遅くなってしまって申し訳ないです。私の諸事情でログインできずに何億光年もの時が過ぎましたね。あの頃に書きたかったお話があるのでぼちぼち小説を投稿していこうと思います^ ^ (2023年4月5日 21時) (レス) id: ec8ad34bcc (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - コメント失礼します！面白くて一気に読んじゃいました！私逆ハー大好物なので嬉しいです！刀剣男士全員推しなので嬉しいです！私この小説がきっかけで刀剣乱舞始めました！更新頑張ってくださいね！夢主の性格めっちゃ好きです！この小説も大好きです！ (2023年4月5日 20時) (レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるゆる | 作成日時：2018年1月4日 10時
