読んでてたまーに気になること

トリップ ページ11

さぁ、普通の生活に飽きましたね！
では学校の帰り道にコンビニに寄って漫画を買って子猫、子供、もしくは友達を交通事故から救いましょう！

かかる費用は自分の命と漫画代だけ！お手軽トリップ方法！
(リアルが嫌いな作者のおふざけです。スルーしてください)


…トリップ系小説でたまに見るパターンですね

それより交通事故の寸前に発揮される瞬発能力を活かせばきっとオリンピックでも世界記録更新間違いなしです！


それはひとまず置いといて…

この先王道なのは２つあると言っても過言ではないでしょう。(過言かもしれません。)


１つはテンションひゃっほーな神様が現れ、税金がやばくなりそうな額と明らかに一人で住むには掃除が無理そうなマンションをプレゼントしてもらう。

確かに神様が身勝手で、手違いで死んじゃった⭐って言って殺意が湧いても、腐っても神様なので雑な対応はどうかと思いますよ♡


あるいは、いきなりよくわからないところで目を覚まし、偶然にも漫画/アニメキャラに出会い、キャラの身長、体重を小数点1桁単位で暴露するという、普通に考えてやられたらかなり恐ろしいことを平気で成し遂げます。(ある意味そのキャラへの愛も感じますけどね。ﾃﾞﾓﾁｮｯﾄｱｲｶﾞｵﾓｲｶﾅ〜)



”気づいてからあてもなく歩いて３０分。
どこかで聞いたことのある珍しい街の名前。

数メートル先にどうも見覚えのある人が見える。
あの人はもしかして…△△(アニメ名)の〇〇□□(キャラ名)！

『あ、あのもしかして〇〇さんですよね…？』

「え…あぁ、うんそうだけど…君は？」

すこし戸惑ったような表情をしているが、彼は私に名を聞いた。

『夢主です、あの、信じられないかもしれないですが私はこの世界の人間ではなくて、トリップしてきたんです！
私の世界ではあなたはアニメの中の人で…』


彼はいきなり無表情になった。おそらく信じられないのだろう。
おそらく自分もいきなり言われたらそうなるに違いない。
私は信じてもらうために、こちらの世界に来る前にちょうど読んでいたキャラの公式設定の本の内容を必死に思い出す。


『……で貴方の好きな食べ物はきの◯の山のクラッカーの部分、ですよね？』

彼はこそっと隣にいる友達に何かいい(”ストーカー”という単語が聞こえた)、そそくさと逃げて行った。”
　
　
　
　

面白い…→←男装少女

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