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JH side
そっと手を放し、冷蔵庫から冷えピタを取って再びベットに腰かけた。
起こさないように慎重に張りかえようとしたが、触れた瞬間びくりと体が揺れ、かすかに目があいた。
JH「ごめん。起こしちゃったね」
「おっぱ…？」
JH「そうだよ。体は平気？」
「ふふ、ゆめみたい…。オッパがちかくにいる」
JH「夢かもね、」
恐らく明朝、Aはこのことを覚えていないだろう。
熱を出したら治すことに精いっぱいで、何があったか忘れてしまうような子だから。
それでも、少しでも気持ちが伝われば、と丁重に扱う。
それなのに。
「どうせ私のことなんてそれくらいしか大事にしてなかっ…」
こんなことを言われてしまうなんて。
挑発したとはいえ、全く伝わってなかったのかと悲しくなり、感情的に返してしまった。
いけない。
冷静に、淡々と演技しないと。
計画が狂ってしまう。
JH「そんな風に思ってるなら勝手にしろ。いい子じゃないAは嫌いだ」
「…言われなくてもそうするよ。オッパなんてだいきらい」
A、そしてもうひとつの気配が部屋から無くなったことを確認し、無線で連絡を入れる。
JH「……A及びターゲット、部屋から出ました。配置について下さい。どうぞ」
TY「了解。こちらは準備万端。ところで声が沈んでるけど？」
JH「大嫌いと言われました」
DY「ははは、へこたれてないで早く追え。9時の方向だ」
JH「…了解」
Aのためだ、演技だと言い聞かせ、気付かれないようターゲットの後を追った。
そしてキムヒョリがAに危害を加えようとした瞬間
JH「スチョン。GO」
狙撃銃で阻止した、というわけだ。
JH「てめえの相手くらい温室からでも十分だわ」
Aとキムヒョリの会話は盗聴器によって全て知っている。
あれほどの訓練で100％だと思っているような単純な脳で助かった。
HR「ふふ、ジェヒョンオッパ。キャラ変わってますけど？」
JH「…今すこぶる機嫌が悪いんだ。何故だか分かるな？」
HR「うーん思い当たる節が多すぎます！ところで私にばっかり警戒するのもよくないですよ？」
手を抑えながらそう挑発するキムヒョリに違和感を覚える。
一体なぜそんなに自信が…
「んっ！んー！」
ハッとして振り向くと、Aは男に口をふさがれていた。
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みなみ - 読ませていただきました！続きが気になりました！ (1月28日 10時) (
レス) @page26 id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
ぱらむ(プロフ) - バンビさん» ありがとうございます( ;∀;)いつもいつも更新が滞ってしまって申し訳ございません。気長にゆるく待っていただけると幸いです。 (2022年5月6日 18時) (レス) id: 51b9067a69 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ - 最高です！これからも読み続けます！更新待ってます！ (2021年12月10日 21時) (レス) @page16 id: 612f29e707 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらむ(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます(´；ω；`)理想を詰め込んでいます笑 コメントいただいてとても励みになりました！更新頑張ります〜！♡ (2021年11月4日 2時) (レス) id: 51b9067a69 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - 更新頑張ってください！ジェヒョンイケメンすぎてやばいです笑 (2021年11月3日 22時) (レス) id: d608ce1c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱらむ
| 作成日時：2021年10月19日 2時
