何色の未来を描きますか？

3.ab ページ3

あれから3日経った







ふっかは食事とトイレなど必要な事以外はずっと布団の中に潜っている




でも、流石に今日はほっとくわけにはいかない




「ふっか？Aちゃんとちゃんとお別れしよう」



深「…。」



「ふっか！！Aちゃんの1番好きなふっかが送り出してあげないでどうするの！！」



深「俺には…そんな、資格、ないから…。」



「あのさぁ！そんなんじゃお兄ちゃん失格だよ！


Aちゃんの事を想ってらならちゃんと最後まで見届けてあげなよ！


悲しいのはわかるよ！

でもね、自分の好きな人が最期見送ってくれないAちゃんの方がかわいそうだよ…」




深「ッ…！！」



「ふっかだって嫌でしょ？



きっと、ふっかの事待ってると思うよ」



深「お願いします！


Aの所に連れて行って！


ちゃんとお別れするから…！」





こうしてなんとか家から連れ出した




棺に入ったAちゃんの顔を見て泣きながら話し続けていた



最初は謝ってばかりだったけど



ちゃんとお別れの言葉もこれからの事を誓ったりもしていた





ふっかなら大丈夫…




きっと、強くなれるよ…！





でもね、久しぶりに外に出たからか見たことないような目で外の景色を見てたんだ



目を擦っては周りを見渡す



最初は、布団から出てなかったから見え方が少し変に感じたのかな？



くらいにしか思ってなかった




でもね、やっぱり少し違和感があるように見えた




でも、今日はそれどころじゃなかったから




そんなに深く気にする事も無かった

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