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[ぬきたし/美岬百合?夢]料理=愛情 ページ38

「はむ、…いやあ、やっぱりAさんの作るご飯は美味しいですね!」
 そう言ってわたしの料理を食べ続ける美岬。彼女の笑顔さえあれば、どんなことでも乗り越えられる気がする。

「…?、食べないんですか?」
「ん…あー、いや、食べてもいいよ。そんなお腹空いてないし」
わたしがそういうと身を乗り出し目を輝かせる。…が、なにか思い出したのか小さく縮こまり、「いや、やっぱ……い、いらないです…」とつぶやいた。

驚いた。今まではこんなことなかったのに。わたしが食べ物をあげると言ったら2人前でもペロリなのに。
そしてわたしは、あることを考えた。

「もしかして──ダイエット?」
「……はぃ…、そうです…」

ま、だろうなと思った。美岬は自分の体型がコンプレックスと言っていたから、いずれやるかと思っていたけど──。
「うーん、ドスケベ条例があるのにダイエット…そんなんしたら体力無くなっちゃうんじゃない?」
「へっ?だ、大丈夫ですよっ!ご飯もちゃんと食べるし、睡眠だってたくさんとりますから!」
「そう…?あ、でもダイエットするからっていっても過度な食事制限はダメだよ?倒れちゃうだろうから」
「はい!ところで、食事制限ってどれくらいにすればいいんでしょうか?」
「うーん…とりあえず間食を無くすとか、おかわりしないとか、おかわりの量を減らすとか?」
「なるほど…ありがとうございます!」
にぱ、と美岬が笑う。「ごちそうさまでした!」と声が聞こえたところで…わたしは気がついた。

…わたしの分のご飯が無い…だと?
「美岬?」
「はい?」
「わたしのご飯食べたでしょ」
「へ…?あっ!?いつの間に…!?ご、ごめんなさい、わたし無意識のうちにAさんの分を穴のコーモンみたいな速さで、」「いやそれは別にいいの。ご飯はいいの。さっきわたしが言ったこと覚えてる?」

「……『美岬は存在感を失った代わりにカロリーを得たんだね』…でしょうか?」
「真面目に痩せる気ある?」

 まあ、そこがかわいいのだけれど。

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執筆 2022 3/20
百合したくて書いたらガバガバになったパコ
ネタ自体はかなーり前から思いついてて、ちまちま書き起こして公開したのが今日です。
本当は美岬ちゃんと百合百合甘々カロリーどすどすにしたかったんですけど2ヶ月くらい放置してたら変になっちゃったハメ…
ちなみにまんが王国、ウルトラジャンプで連載中(まん○王国は先行配信)、単行本は発売中だからみんなも買おう!

[ジョジョ/承子百合夢(女体化)]おしておして一緒に通り抜けろ!→←[ジョジョ/パロディ的なの/若者組(生存)]白子って美味しいの?



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作者名:モブ | 作成日時:2020年11月25日 18時

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