作者の好きなコ短編集！ (ページ16)

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続きページ16

イヤリングを壊した日の夜。ジョースター一行は、朝出たホテルとは違うホテルに泊まっていた。そして、全員で同じ部屋に集まって作戦会議をしていた。
「…まあこんなところじゃな。これで作戦会議は終了じゃ。……」
　ジョセフがじっ、とAを見る。その視線は耳たぶに向いている。
「あー、すいません…何か違和感があるんでつい」
　Aが耳たぶに触れていた手を離す。
「あれェ？でも、そんなに長い時間イヤリングつけてなかったよな…？」
「あ、そーゆーのじゃなくってね、何か引っ張られる感覚があ」

　ブシャアッ、と血が吹き出した。血が吹き出す前には、何かがーー耳たぶがもげ落ちた。
「あっ！？あ、あ、わっわたしの耳がァッ！！？」
「承太郎！！何か見えなかったかッ！？」
　Aが血の吹き出している耳に手をあて青ざめている。ジョセフが承太郎に何か見えたかと訪ねた。
「…今日壊した筈のイヤリングが見えた。敵はてめー…Aにイヤリングを渡した奴だろう」
　その言葉を聞いて、全員が警戒した。…が、攻撃は先ほどのAの耳たぶがもげただけだった。

　次の日。
「応急処置ってどーやんの？」
「「「「「………」」」」」