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「……トントン、先輩はここでなにを」
「いや、体調悪そうな人が木陰くるの見えたから大丈夫かなっておもて。
あとはちょっとあっちから逃げたかっただけやな」
「ああ…」
チラリとグラウンドの方を見ればまだ生徒会の奪い合いは続いていた。
たしかに例え可愛い子でもあんな必死に自分のことを狙われて囲まれちゃ疲れるだろう。
そのときコネシマ先輩とさっきの女子の先輩がまた見えた。
ゴールしたようで、女の人が借り物の紙をコネシマ先輩に見せればコネシマ先輩は大笑いしている。
なんだったんだろう。
またズキリとどこかが痛くなって顔を顰めた。
私の視線の先を見てトントン先輩はああと声をだす
「木村やな」
「木村？」
「あのコネシマと一緒におる女子。
女子サッカーの次期キャプテンでシッマと同じクラスやから仲良いねん。
あいつ自身男勝りなとこあって生徒会なんかに興味ないわーて感じで周りの女子とはちょっと違うからシッマも気に入ってた気が………あ、すまん」
そこまで言ったところでまずいと言う様にトントン先輩が口を塞いだ。
なんでだろう、話せばいいのに
「いや、配慮が足りんかったな。
あれ見て気分悪なったやろうに」
「…？いえ、別に」
「しかしシッマも気遣いの無いやつやな、彼女に見える場所でああ接するて」
咳き込んだ。あらぬ誤解を受けている気がする。
大丈夫か大丈夫かすまんなぁと謎のオカン力を発揮し背中をさすってくるトントン先輩に彼女じゃないですと言えばからかいではなく本気でそう勘違いしていたらしくええっと驚かれた。
いやいや、勘違いされすぎだ。なんだそれ
「やーすまんなぁ、ほんまに勘違いしとったわ。
あれやねん、大先生とかゾムとかとも知り合いやんな？
あいつらがAさんの話出すとすぐ嫉妬したみたいに機嫌悪なってあいつらもやっちまったって顔で謝るから付き合ってんやなー思っててん。
しかしちゃうかったんやなあ、すっかり生徒会の間では付き合ってるもんやと思ってたわ」
色々聞き捨てならない言葉は聞こえたが大体スルーした。頭がパンクするから。
しかし、今の話を聞いてたらなんだか心が軽くなってきた。単純な女だなあ私。
体調悪くなった理由なんて分かってるくせに。
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アキ(プロフ) - ミキさん» 暖かいお言葉ありがとうございます…！ぜひ最後までお付き合いください〜！ (2021年3月8日 16時) (
レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - ひぇ〜...主人公ちゃんを応援する同級生になりたい...すっごくときめきます!!最後まで追っかけさせていただきます!体調にもお気をつけて頑張ってください! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 35c3ea89a9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - きな粉さん» 甘々で読んでくださる皆さんをときめかせられたらいいなーっという思いで書いているのでとても嬉しいです！ありがとうございます〜！ (2021年3月8日 9時) (レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 遅い時間に申し訳ありませんー！この作品すっごい心臓がなんかギュンギュンする...。めっちゃ少女漫画みたいに甘々ですきです。応援してます！ (2021年3月7日 0時) (レス) id: 4450df5064 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - アキさん» はっすみません、そこまで知らなかったです。わざわざ解説までありがとうございます！ 最後まで絶対追っかけさせてもらいます（予言）（笑） (2021年3月4日 18時) (レス) id: 70199b7489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年2月22日 19時
