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「顔ゆるっゆるやぞ」
「ほっとけ」
「ほんまベタ惚れしとんなぁ、誰かに取られる心配とかないん？」
そう聞いてくるロボロに少し考えてみるが、悩む暇もなく「ないな」と答える。
はえーと間抜けな声をだすソイツに前向けやと促せば、あんさんらがいつ付き合うか楽しみやわと笑いながら前を向いた。
誰かに取られる、か。
今ないと断言したところだが、別に確たる根拠だとかそういうものがあるわけではなかった
確かにロボロの言う通りAは交友関係が男に広い。
けどそれは誰彼構わず食い散らかすビッ.チ…とかではなく、ただあいつの根のサバサバしたところがそこらの女子に合わないってだけやし。
現状、Aと1番一緒にいるだとか、Aと1番仲が良いのは誰だと問われればAのことを知ってる人は全員一致で「ショッピ」と答えるだろう。
それにAは高校合格してもホンマに俺に連絡を寄越してこんかったし、部活だってあんだけ卒業の時にうちの高校きたらサッカー部入れや！！！と言って聞かせたのにも関わらず俺に言わず陸上部に入ろうとした。
こんな話、まあ普通に聞けば嫌われてるんやないんか？と言われてもしょうがないだろう
俺は眠さでぼやけてきた頭で聞き逃しすぎた授業の板書をとった。
ふと今何してるんやろと思って窓の外を見れば、ちょうどAがこっちに気づいた。
あちらからは俺がAを見ていることが正確に分からないのか、誰を見ているんだろうとキョロキョロしている。お前以外見る訳ないやろうが
ひらりと軽く手を振ればその様子を側から見ていたらしいアイツの友人達が振り返せとからかっているらしく、Aは戸惑った様子で控えめに手を振ってきた。
可愛いな、と1人頭の中で呟き前を向こうとすれば、「先輩！」と微かな声が聞こえた。
どうやら校庭から俺のことを呼んだようで、そちらを見る。
Aは照れたように視線をうろうろさせてから、俺のジャージの首の布をくいっと口元まであげ、「ありがとうございます」と口パクしてきた。
「おい捏島、窓の外を見るのは楽しいか？顔がだらしないぞ」
「あー、さーせん」
今は教師の嫌味なんてどうでもいいんやわ、あんな可愛いことされたら誰だってニヤけるに決まっとるやろ
今度こそ窓の外から視線をうつした。
窓に薄く映った俺は確かに先生の言う通り口元が緩みきっていた
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アキ(プロフ) - ミキさん» 暖かいお言葉ありがとうございます…！ぜひ最後までお付き合いください〜！ (2021年3月8日 16時) (
レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - ひぇ〜...主人公ちゃんを応援する同級生になりたい...すっごくときめきます!!最後まで追っかけさせていただきます!体調にもお気をつけて頑張ってください! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 35c3ea89a9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - きな粉さん» 甘々で読んでくださる皆さんをときめかせられたらいいなーっという思いで書いているのでとても嬉しいです！ありがとうございます〜！ (2021年3月8日 9時) (レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 遅い時間に申し訳ありませんー！この作品すっごい心臓がなんかギュンギュンする...。めっちゃ少女漫画みたいに甘々ですきです。応援してます！ (2021年3月7日 0時) (レス) id: 4450df5064 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - アキさん» はっすみません、そこまで知らなかったです。わざわざ解説までありがとうございます！ 最後まで絶対追っかけさせてもらいます（予言）（笑） (2021年3月4日 18時) (レス) id: 70199b7489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年2月22日 19時
