バレンタイン短編集 (ページ5)

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黄橙ページ5

黄さいど

黄「あ～きと」

橙「んぁ、淳太くん」

俺が楽屋に着いた時には

既に照史と濵ちゃん、神ちゃんがいた。

照史はほっぺにおにぎりつめてて

神ちゃんは音楽を聴いてて

濵ちゃんは寝てた。

黄「照史、お腹すいたん？」

橙「おん…朝ごはん食べたんやけどなぁ～」

そう言って照れ笑いする照史は可愛い。

顔を少し赤らめて

目を弓なりに細くして

髪を触る。

まさに『えへへ』っていうセリフが似合う。

黄「照史、今日仕事終わったら俺の家おいで」

橙「うんっ！」

返事をした照史は

相変わらず頬におにぎりがたまってた。

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それから残りのメンバーが来て

仕事をした。

俺らがレギュラーの番組で。

けっこう時間がかかった、気がする。

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黄「あれ？照史は？」

緑「んぇ、おらんなぁ」

楽屋に戻る途中、

照史が見当たらなくなった。

隣にいた神ちゃんに聞いてもわからず

目の前を歩いていた濵ちゃんに聞くと

『トイレとちゃう？』

そう軽く答えた。

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今日は一緒に過ごそう思ったんやけど…

バレンタインデーやし。

照史チョコあんまり好きやないから

とりあえずバームクーヘンを買った。

高めのやつ。

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楽屋で待ってるのも良かったけど

そわそわして落ち着かないし

しげのウザ絡みが凄かったから

照史を探すことにした。

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