バレンタイン短編集 (ページ3)

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桃さいど

バレンタインデー当日になって。

もちろんチョコレートちゃんと神ちゃんと
つくりましたよ！

流星からのメールが来てて、

『俺の家来て』

って、メッセージだった。

流星からのお誘いは珍しいなぁ、と思いつつ

つくったチョコレートをもって

スキップで流星の家に向かった。

桃「流星っ」

青「お～、いらっしゃい望」

流星の家について

流れるようにふたりでソファーに座った。

青「はい、これ」

桃「え…？」

いきなり俺の肩に手を回した流星が

渡してきたのは板チョコ。

もしかしてバレンタインデーのチョコ？

しかも板チョコ？

そのことを言おうと思ったけど

流星の顔を見たら真っ赤になってたから

相当頑張って渡してくれたんだなって思った。

だからあえて板チョコなのは言わないで

流星の頬にキスしといてあげた。

青「っ……望、最近ごめんな。
でもなんか恥ずかしいっていうか照れる…から勘違いせんでほしいねんっ。」

桃「流星……ありがとっはいこれ、チョコ。
神ちゃんと頑張って作ったんよっ」

青「おぉ、美味しそ、いただきます」

END