バレンタイン短編集 (ページ1)

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青桃ページ1

桃さいど

桃「なぁ流星～ひまや～」

青「はいはい…」

桃「ぶぅ…」

僕小瀧望の彼氏藤井流星は

現在楽屋のソファーで長い足を伸ばして

口を開けたまま寝かけています。

必死に起こそうとしても

全く起きる気配はありません…。

いつも眠そうな顔をしてて

そしてつまんなさそうな顔をしています。

僕とふたりきりの時も

スマホをいじってる時間の方が長い。

ラジオとか番組収録とかは

流星テンション高くてよく喋るのに

僕とのデートの時は静か。

そんな危機的状況の僕らに

バレンタインデーという日がやってきました

神様僕はどうしたらいいですか？

こんな冷たい彼氏に

チョコレートをあげる資格なんてあるん？

僕もう濵ちゃんのとこ行こっかなって

最近本気で考えてます。

桃「はぁ……」

緑「のんちゃん、どうしたん？」

桃「最近流星が…冷たいのっ」

小柄で赤いセンターくんの彼女神ちゃん。

かみしげふたりは

めっちゃ青春のカップルって感じで羨ましい

もちろん神ちゃんはバレンタインデーに

チョコを手作りして渡すらしい。

緑「のんちゃん、俺と手作りチョコ作る？」

桃「え、えぇの？」

緑「おん、ええよ？」

桃「神ちゃん…ありがとうぅぅっ」