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異変 ページ6
「………おはよぉ」
「おはよ神山くんっ朝ごはんできとるよ。
あ、お仕事行ってくるな？」
「うん………」
重岡はまだ寝ぼけている神山の頭を撫で
仕事へと向かった。
それから5分して
ようやく神山が目が覚めた。
「そういえば…昨日の記憶あんまりない…
重岡くんと一緒に寝とった…？」
神山は元々疲れを溜め込む体質で
昨日の夜は眠ってしまっていた。
神山が起きると体がベッドの左側によっていて
重岡が隣で寝ていたんだ、と思っていた。
「んぅ……あったかい…」
寝起きが若干悪い神山は
起きる気配もなく、ベッドに戻り
猫のようにうずくまっていた。
ベッドは重岡のぬくもりのせいか、
ひとりでいる時よりも暖かかった。
「………はぁっ…やばっ発作…やっ…」
発作により目を覚ました神山
息をするのが厳しく
ベッドの上でもがきながら苦しんでいた、
ベッドの横にあるタンスから
薬を取り出し、急いで口に放り込んだ。
「はぁ…っ…よかった…おさまって…」
神山は昔から心臓が弱く
突然来る発作や、
走った時に出る喘息に苦しまされていた。
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作者名：緑のシルクハット | 作成日時：2018年1月7日 18時
