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そこから特に何も起こらないまま

体育の授業が終わった。






おれは相変わらずぼーーっとしていて

しげにも心配され続けていた。









着替えに行こうと

更衣室へ向かおうとすると






しげに腕を掴まれて止められた。









「………ん?」








赤「……俺さ、たぶんなんやけどさ、
好きな人出来てん。
だから、神ちゃんのその…考え込んじゃう感じ俺も分かるで?
だからなんかあったら言ってな。」





「あ………うん、分かったありがとう…。」









しげは俺に小声でそう言うと

すぐに手を離して先に更衣室へ入ってしまった。









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「…………中間くん…なんやろうな…」









自分でも分かっていた


分かりきってきたことがはっきりとして









これでもう気にしなくていい、


しげのことを諦められる。









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しげ、ありがとう


今までずっと 好き でした。









…………心に穴があいたような気がして





更衣室に入ったものの

しげとは話す気力が湧かなかった。









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どうせ少ししたら

今までの事なんて忘れて吹っ切れて




今まで通り過ごせるんだろうなぁ









そう弱った自分の心に言い聞かせて


その後の授業も集中した。









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緑のシルクハット(プロフ) - ななるしすと。さん» コメントありがとうございます!頑張っていきますね! (2020年4月11日 19時) (レス) id: c670943042 (このIDを非表示/違反報告)
ななるしすと。(プロフ) - コメント失礼します!!こういう内容のお話すごい好きです!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2020年4月10日 21時) (レス) id: 3495edf79a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緑のシルクハット | 作成日時:2020年3月28日 18時

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