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緑
お昼ご飯は今日は4人で食べた。
けどどこかみんな静かで
俺ももちろんのんちゃんも、しげも、
何かを抱えている様な顔だった。
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授業を終えて図書室で暇を潰した。
図書室の席からはグラウンドや玄関も見える
今日はグラウンド側の席に座って
サッカー部を眺めていた。
「………すご、ふたりとも」
俺には無縁なスポーツ
好き好んでやることは少なくて
あまりスポーツは得意じゃない。
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気がつくと薄暗くなっていた。
机に突っ伏して寝てた。
流星はまだ来ていなくて
でもグラウンドには誰もいないからもう少しで来るだろうと思った。
と思った矢先
年弱の扉が開いた。
青「お、いたいた。お待たせ」
「あ、大丈夫」
すぐに支度をして2人で帰り道を歩いた。
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青「さて、どうしたん?」
「えっと…どうしたらいいか分からなくて」
俺は流星に
昨日の出来事を話した。
しげがお昼休み明けに
中間くんとご飯を食べたはずなのに
悲しい顔をしていたこと。
青「あぁ〜なんか言われたんかなぁ
聞いてみたら?」
「え、おっ…おれが?」
青「うん…幼馴染なんやろ?」
「や…まぁそうなんやけどさ…」
青「なんかあったら俺が支えるし。」
さっきから優しい言葉しか発しない流星
なんとなく俺の心情を読み取っているのか
俺の全てを理解してくれているのか
隣を歩く流星の顔を見ると
ふと涙がこぼれそうになった。
流星とは別れて
俺は決意した。
明日しげに聞いてみよう…。
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緑のシルクハット(プロフ) - ななるしすと。さん» コメントありがとうございます!頑張っていきますね! (2020年4月11日 19時) (レス) id: c670943042 (このIDを非表示/違反報告)
ななるしすと。(プロフ) - コメント失礼します!!こういう内容のお話すごい好きです!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2020年4月10日 21時) (レス) id: 3495edf79a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緑のシルクハット | 作成日時:2020年3月28日 18時