ｼﾞｬﾆｽﾄ短編小説

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いつの間にか寝てしまっていて、

気づいたら

智子の病室で朝を迎えていた。





「…智子」




「なぁ〜に？」




「えっ…！？おっ…起きてたん智子！」




「うん、起きてたぁ…しげごめんね？
心配かけた？」




「っ…めっちゃ心配したんやぞっ！」





「ごめん…ね？」




「智子、お医者さんが…な？後、1年って」



「そうなんやぁ…」



「なんとも…思わないん？？
もしかしたらっ1年より短くなるかもなんやでっ…？」




「…大丈夫。絶対治すからっ」




そう言った智子の目は

めっちゃキラキラしていて

覚悟を決めたようなをしていた。






「俺も…頑張るな？諦めんで頑張ろや」



「うんっ！」







「智子っケーキ食べる？何食べたい？
フルーツ食べる？」



「ふふっそんな気ぃ使わんでもいいんに
えっとケーキ食べる！」





幸せな日と、智子が辛そうな日。


たくさんの日々を病院で過ごして約5ヶ月。




お医者さんから話がある、

そう言われて2人でほかの部屋に行った。






「神山さんの容態がとても安定しています
退院も望めるかもしれません。」




「ほんまですか！？」



驚きすぎて机を叩いてもうた。

…けど


智子はそんな俺を見て微笑んでた。






「やったやん智子っ…」



「ふふふっな〜んでしげが泣くん？
普通うちが泣くんやろ〜(笑)」





そう言われて頬に手を当ててみると

いつの間にか涙で濡れていた。







それから俺らは今後の事をお医者さんと
話して、

病室に戻った。

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