雨の戦争

お誘い ページ24

緑side




『なぁ智洋』




部屋で薬をつくっていると

いつのまにか部屋の中にはいっていたしげがいた。






「えっ…なっ…なに？」




「そのっ…さ、今度一緒に出掛けへん？」




「おれと…？」





そう聞き返すとしげは顔を赤くして頷いた




「嫌やったらええねん。
ただ…おれはほんまに「えぇよ。」




「へ…？」




「ええよ。来週の月曜日でえぇ？」






6月7日、月曜日。


今日から４日後。


なんで明日にしなかったのかというと

淳太くんに相談したり薬つくりに集中したかったから。









赤side


「うん！ええよ！いこ！」



まさかOKでるとは思ってなくって
びっくりしたけど良かった。




智洋も笑顔で 『ええよ』 って言ってくれて。






…ほんま可愛すぎ。







「ありがとっじゃっ、おやすみ」


「うんっ」


こうしておれはルンルン気分で智洋の部屋をでた。









緑side


おれは、小瀧くんとしげ、どっちが好きなんや




小瀧くんの顔を見ると照れるし

しげの笑顔を見ると可愛いと思ってしまう




…自分の気持ちがわからなくなってきた。




淳太くんに相談…してみようかな？

明日でええや、今日は寝よう。

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