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「れーん」
楽屋についても、誰もいなくて震えが増すばかり
目の前のものが揺れて、
頭が一瞬ふらつく
これ以上ない悲しみが身にまとい、
不安が胸をよぎる
廉「ん？莢？どーしたん？」
「廉、」
悲しさから、
寂しさから、
不安から一刻も早く逃げたしたくて
今度は、廉を正面から抱きしめる
背中をさすってくれて、
声をかけてくれて、
ゆっくり震えが止まっていく
「ごめん、なんでもなかった」
廉「なんやねん笑」
少しの間でも、誰かと笑い合える……
この姿を、誰かが見ているなんて予想なんてつくわけない
この日から、運命は決まっていたのかもしれない
海人「莢〜！来てくれたん？」
「来たらあかんかった？」
自分の得意の涙を目に溜めながら、海ちゃんを見つめる
さすがに申し訳なく思い、海ちゃんに抱きつこうとすると
それを阻止する声が聞こえる
？「莢？何してんの？こっち来てよ」
声のするほうをむくと、妖艶に微笑む芽衣の姿
芽衣が近づくにつれて震え出すからだと
フラッシュバックする頭
芽衣「ほら？莢、久しぶりだね？何年ぶりかしら？ほら、あそこにいるお父さんも莢のこと待ってるよ？」
一向に動かないうちに痺れをきらしたのか、
芽衣が一気に距離を縮める
廉「待ってください」
かすかに触れる芽衣の手を廉が止める
芽衣「何よ？部外者は黙ってて」
また、その手を振り払い、強引にその場から連れ出す
廉「いや、俺は部外者やないんで。むしろ、部外者なのはあなたの方なんやないんですか？
莢のお父さんはこの世にいません、もしかして1番必要とされている莢の存在を無くすつもりなんですか？」
ここぞとばかりに言い返す
その間も、自分の震えは止まらなくて
あんな最後を迎えたくなくて、
あんなことを二度と思い出したくて
芽衣「ｯﾁ、莢？またね？」
また意味深な微笑みを残して、うちの前から消え去っていく
そばにいてくれた、廉と海ちゃんがいたから芽衣のもとへ行かなくてすんだ
杳「莢〜、」
第2の悪の声が聞こえているのにも関わらず…
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さな(プロフ) - たぴおけさん» ありがとぉぉぉぉお！！ (2019年11月13日 21時) (
レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
たぴおけ(プロフ) - さなさん» よかったよ！！！次のお話も楽しみにしてる！ (2019年11月8日 13時) (レス) id: 55589ddc78 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - たぴおけさん» たぴちゃん、お久しぶりです！どうかな？焦りで終わらしてみたんだけど……まだ見てたら、感想待ってます！ (2019年11月7日 20時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - ももりんさん» 暖かいお言葉、ありがとうございます！その言葉を励みにして、頑張って更新していこうと思います！ (2019年7月25日 22時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
ももりん - いつでも待っています！ (2019年7月25日 22時) (レス) id: 03ea0da012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wwssseee x他2人 | 作成日時：2018年9月30日 21時
