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一限目が終わった頃、親友の有沙が話しかけてきた
「どう？檜山君に伝えられた？」
『うん、でも直接は勇気出なくて手紙にした』
「やっぱAには直接は無理だったかー！！
でも伝えられただけでも十分！
檜山君に伝わるといいね！」
「うん…！」
檜山君読んでくれたかな、
今時手紙とか笑われたらどうしよう…！？
いやいや、でもあの檜山君に限ってそんなこと…
「ふふっ、めっちゃ百面相してるね〜
あの檜山君なら大丈夫だよ」
有沙とは高校に入ってから仲良くなった
私は入学当時あまり周りに馴染めずにいた
そんな時，有沙が声を掛けてくれて仲良くなった
私が話す檜山君の話も嫌な顔一つせず、いつも
ニコニコ聞いてくれる
本当に優しい親友
そして私の考えていることもすぐに当ててくる
「どうして分かるの？」と聞くといつも
『Aが分かりやすいからだよ〜』って笑ってくる
でも，それがちょっと嬉しかったりするんだ
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作者名：おりやまの女 | 作成日時：2021年2月26日 19時
