WESTのお姫様２ (ページ4)

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ドラマ4 ページ4

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重「ほんまにごめんな。俺が席離れたばっかりに...。」

『ううん、助けてくれてありがとう。』

重「どっか触られたりせんかった？...いや、すまん言わんくてええわ。」

さっきの行為がフラッシュバックして、頭をぶんぶん振り払う。

重「ごめん。思い出したくないよな。」

でも、口に出した方が、かえって忘れられるかもしれない。

『あのね、抱き締められて、キス…された…。』

重「は！？」

『しげ居なかったら私…！』

どんどん涙が溢れてくる。

重「落ち着いて。大丈夫やから。」

ギュッ

今度は優しく抱き締められる。

重「A。」

肩に手を置いて、顔を向き合わせるしげ。

そして、これでもかと口を拭かれる。

重「なぁ、俺が上乗せしてい？」

小さく頷くと、傾けた顔が近付いて来る。

唇が触れたかと思えば、だんだん激しくなっていくキスに動揺し肩を叩く。

やっとのことで離れた唇。

『ハア、もう。』

重「止まらんかってんもん。」

『だからって、長過ぎ…！』

重「なんや、もっとして欲しいんか？」

『違う！』

重「冗談やって。…そろそろ帰ろか。送ってくわ。」

『うん...ありがとう。』

それから、無事に家に送ってもらいました。

あの人がどうなったかは、私も詳しく知らないけど。

「うちの事務所なめたらアカンで。ってことやな(笑)」ってしげに言われたから、安心していいんだろうな。

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