WESTのお姫様２ (ページ23)

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報告2 ページ23

side R

勇気を振り絞ったAの告白に、

唖然としてんのが4人。

やっぱりな…って顔してんの、望と淳太くん。

その他一人、は俺やけど(笑)

照「あのさ、それはメンバーの中で、てこと？」

『うん。』

淳「それを今ここで発表する的な？」

『そんな感じ。』

照史くんと淳太くん以外誰も喋らん。

なんか考え込んどる。

俺も、もし知らん立場やったら
“なんで急に？好きな人？いや、誰やねん"
て頭フル稼働にしてたわ。

濱「んで、誰なん？」

「俺でーす！」

待ちきれん濱ちゃんに、被せ気味に声を上げた。

「「え！？」」

そしたら、驚きの声が見事にハモる。

「嘘嘘、Aはな…。」

『待って！自分で言えるから。』

ありがとね、と俺を制したA。

…ちゃんと言えんのかな。

なんか俺お兄ちゃん気分やわ。

『私は、しげの事が好きです。』

時が止まる瞬間ってこのことをいうんやな、てくらい長い時間に感じた。

重「俺…？ほんまに？まじで？」

淳「しげ、落ち着け。」

驚きすぎてマヌケな顔してるしげに、

照「…淳太くん泣いてるや～ん！ツッコミながら泣かんといてぇ(笑)」

淳「って皆泣いてるやん！」

濱「だって～、Aが告白したんやで？」

淳「誰目線やねん！」

悔しいのか悲しいのか、涙目になってる淳太くん達。

ボケてツッコミして乗り切ろうとしとるやん。

…望にそれは無理みたいやな。顔ヤバイで。

重「俺も…俺もAのこと好きやで。大好きや。」

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