男2 ページ17
side H
俺がよく来てるセレクトショップに連れて来た。
『あ、この服なんかいいんじゃない?』
「おお、ええな。」
『肩も丁度いいし。』
「そう。俺の肩、なかなかサイズ合わんねん。て誰がなで肩や!」
Aもボケたがりの子やから、二人の時は割とつっこむ事も多い。
一通り店内を見て回って、数着の洋服を買えたから俺は満足。
「次Aの服見よ?」
『本当?じゃあ…。』
俺のん選んでもろたから、Aのも選びたなった。
目についた服を手に取る。
「これとかどう?」
『可愛いね!試着してみようかな。』
「おん。試着室こっちやで。」
Aも気に入ったみたいやな。
「ここ。」
『ありがとう、着てみるね。』
「待って?」
『え、うん。』
「…俺も一緒に入る。」
強引に試着室に入る。
『ちょ、ちょっと濱ちゃん!?』
もう無理や…止まらんわ。
「狭いな。…当たり前か(笑)」
『濱ちゃ、』
すぐ顔赤くなるんやから…本気でヤバイで?
今の俺理性ぶっ飛んでるもん。
「していい?」
『何を…っ!』
一瞬メンバーのことが頭によぎったけど、この際ええか、と目の前のAのことだけを見る。
「すまん。答える前にしてもうた(笑)」
『…濱ちゃんって意外と…。』
「ただのアホやないねんで?俺も大人やし。」
『よく分かりました…。』
分かったんならええねん。
俺、すごかったやろ?(笑)
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作者名:しげのん。 | 作成日時:2014年10月1日 11時