WESTのお姫様２ (ページ11)

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なにかが1 ページ11

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今日は少クラの収録日。

仕事に集中しなきゃいけないのに、昨日の事で頭がいっぱいだ。

照「Aさん、眉間にしわ寄ってるで(笑)何かあったん？」

照史くんに顔を覗きこまれ、我に返る。

『ううん、なんでもないよ。』

照「そう？」

『うん。大丈夫！』

納得のいってない様子の照史くんだけど、詮索する気はないようだ。

淳太くんの顔を見たら、明らかに暗い表情で。

しばらく見ていたのか、視線を感じた淳太くんと目が合う。

反射的にニコッとしたら、やっと表情を緩めてくれた。

神「そろそろ着替えろよ～。」

神ちゃんに促され、衣装に着替える。

今回のは露出が比較的多い衣装だ。

流「あ、着替えたん？今日は肩出しか(笑)」

『そうなの(笑)』

望「ええやん、似合ってんで？」

『ありがとう。…冷たっ！？』

突然ピト、と冷たい飲み物が肩に触れ縮こまる。

重「ははっ(笑)すまん。驚かせてもうた？」

『当たり前でしょ！』

重「俺いたずら好きやからしゃあない(笑)」

『はぁ…？』

どう考えたらその発想に辿り着くのか、逆にこちらが聞きたいくらいだ。

望「何言うとんねん。衣装なんやからしゃあないやん(笑)」

重「そやね～。」

ニコニコしながら、今度は私の肩を肘置き代わりにしている。

何か良い事があったのかな、というくらい、終始
ふにゃふにゃしているしげだった。

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