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風邪3 ページ8










流「A、起きや〜。」








聞き覚えのある低い声に目を覚ました。








『うん…。』





淳「具合どう?」





『ちょっとはマシになったかな。…ん。』








半分も開いていない目で腕を伸ばす。








望「出た〜!甘えモード!ほら、誰が手引っ張ってあげるん?♪」





照「声がでかい(笑)」





流「ここは起こしてあげた俺やろ。よっと。」





『あーと。』








私の場合、寝起きは不機嫌になるか、甘えん坊になるのかのどちらかだったようで。




お願いやから不機嫌にはならんといてください…と手を合わせられてしまう程だった。








神「めっちゃ可愛い!」





望「Aはいつでも可愛いし。」








それからは、ずっとこのスタンスでやってるけど…こんなに褒めちぎるのは、寝起きの私を上機嫌にする為だとバレている(笑)








淳「そろそろ行くで。」








淳太くんの呼び掛けで、ゾロゾロと歩き出す。








『皆、ありがとね。』





淳「あ、当たり前やろっ!」





重「皆にお礼言うたのに、唇ゲルゲだけが照れてます〜(笑)」





淳「誰が唇ゲルゲや!」





『ふふ(笑)』








しげと笑い合っていると、淳太くんは逃げるように照史くんの方へと行ってしまった。








照「…ハア、まだ本調子やないのにもう元気なつもりでおるわ。」





淳「俺らが気いつけて見るようにせんとな。」





濱「…やっぱ夫婦やな。」








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作者名:しげのん。 | 作成日時:2014年9月15日 18時

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