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プライベートでは8 ページ31

side J








ご飯を食べ終えて、Aの家まで車で送っていった。








『送ってくれてありがとう。…お家寄ってく?お茶でもどう?』








何気なく誘って来るAに、内心驚く。








「…誘ってんの?」





『うん。どうぞ?』








忘れてた。アホやったこいつ。




無自覚でそういうことやっちゃうタイプやん。








「お前他の人にそれ言うたらアカンで?」





『大丈夫だよ。そもそもメンバーしか家に入れないし。』





「そうなんや。」








ならまだええか、てとりあえず安心した。







「お邪魔しまーす。」





『どうぞ〜。適当に座っててね。なんか飲む?』





「うん。何でもええわ〜。」








座ってふう、と息をつく。




これで完全にスイッチオフやわ。




プライベートでも、誰がどこで見てるか分からんから、しっかりしとかなアカンし。








『お待たせ。』








癒しを求め、Aが座った途端に近付く。








『なあに?…甘えたモード?おじさんが?』





「誰がおっさんや(笑)…A癒して〜。」





『…やっぱり淳太くんはこっちの方が可愛い。』





「そうやろ?可愛がって?」








後ろから抱き着くと、頬を赤く染めて俯いててめっちゃ可愛い。




マジで襲ったろか。








『…もう眠いから私は寝る!淳太くんは帰る!』





「嘘やん!」








早口で言い放って、ベッドに倒れ込んで頭から毛布を被るA。




何この雰囲気に我慢出来なかった感じ(笑)







「おーい、Aさーん?(笑)」





『...。』





「返事せぇへんとベッド入るで〜?」







お、毛布から顔出した。でも無言ってことは...?







『ちょっ、淳太くんっ!?』





「言うたやんだって。」







抵抗も虚しくAを見下ろしてる俺。







チュ





頬に唇を落とす。







「スイッチ入ってもうた...。」







それからは自分でもびっくりするぐらいキスした。




唇が腫れるくらい。



え?元から腫れてる?



誰が唇オバケや!




...最後まで行かへんかったのは残念やったけどな(笑)







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作者名:しげのん。 | 作成日時:2014年9月15日 18時

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