プライベートでは2 ページ25
しげver.
「暇やな。」
『そうだね…。』
実は今、楽屋で二時間待ちの状態。
暇つぶしにスマホに手を伸ばそうとするけど、その手を掴まれる。
どうかした?としげの方を向いても、俯いているせいで顔がよく見えない。
「あの、さ…。お願いがあるんやけど。」
『うん。』
「膝、貸してくれへん…?」
『?…ああ、膝枕?いいよ。』
よっしゃ、と嬉しそうな顔で身体を倒してきた。
「前にさ、流星が気持ち良さそうに寝てるの見て、その…ええな〜思って(笑)」
『…意外。』
「俺にも、そういう可愛いとこあんねん。」
『自分で言う?(笑)』
いつものウザ絡みとはまた違って、子供みたいに甘えてくる。
そんな重岡さん、話したい事が沢山あるようで。
「今度、後輩とフットサル行くんやけどAもやってみいひん?楽しいで。」
「照史くんの誕プレ何にしよう。」
「こないだ康二がさ(笑)」
と、ずーっと話し続けてるしげ。
その度に私はうんうん、とひたすら相槌を打っていた。
・
数分後、話が尽きたのか静かになるしげ。
スースーと寝息が聞こえ始める。
「ん〜。」
『ふふ(笑)可愛い。』
しげの髪を撫でながら、幸せな気持ちで寝顔を眺めていた。
・
259人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しげのん。 | 作成日時:2014年9月15日 18時