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迷子の流れ星 ページ17
照史も、流星の顔を凝視している。
・・・こうなってきたら、俺も見たくなるやんか。
淳｢おぉー・・・｣
誘惑に負けて、顔を覗き込んで。
ハマちゃんの言うてた事を、ようやく理解した。
瞳。
黒目の部分。
その中には、たしかに星空が映っていた。
淳｢たしかに、キラキラしてんな。｣
流｢そうなんです？ 自分じゃ分からなくて・・・｣
３人から見つめられて、流星は少し恥ずかしそうや。
淳｢めっちゃ綺麗やで。｣
流｢きれい、ですか。｣
淳｢おう。｣
流｢・・・・・・・・・。｣
淳｢・・・・・・・・・。｣
・・・会話がぎこちないなぁ。
照｢そういえば、どーして空から落っこってきたん？｣
何から訊こうか。
迷ってたところに、照史からのナイスアシスト。
流｢どーして・・・んー、気付いたら、いつの間にか。｣
淳｢地球の重力にでも引っ張られたんかな？｣
流｢そういえば、急にグンって引っ張られたような・・・｣
淳｢なるほどなぁ・・・｣
小さな星や隕石の欠片や宇宙ゴミといったものが、地球の引力に引き寄せられて。
それが隕石となって、地球表面上に落下してくる。
数年前にも外国で、ハッキリその映像が撮られた事もあったっけ。
つまり流星は、地球の引力に捕まったワケや。
・・・あれ、ということは？
淳｢自力で空に帰るのは、不可能ってことか？｣
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