愛しているから【赤】

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神ちゃんは止まることを知らずに喋り続ける


神「腹痛いって電話切って、めっちゃ笑ってたんも知ってるしー
　 俺と流星が一緒に居るの見て嫉妬で電柱殴りまくとったよなあ
　 酔っ払ってやったって嘘ついとったのに、俺が【嘘なんやろ？】って送っただけで
　 ストーカーのこと殴ろうとして手ぶつけたなんてまた嘘ついて
　 あの手紙、作るの意外と時間かかってんねんで」



つまり、俺が送ってない手紙は神ちゃんが作ってたってこと？



神「あー、あと防犯カメラもつけてくれてたな
　 カメラの録画切った後、手紙入れてな
　 それを利用して流星に手紙入れてもらったらさ、シゲ予想以上に怒っとったな
　 流星呼び出して殴るとか思ってなくてびっくりしたわ」


足に力が入らんくなってきて、ずるずると座り込む



神「今日、俺がホンマに過呼吸になってるって思った？
　 あんなん演技やで？
　 自分の思いどおりに行ったと思ってニヤニヤしてたな」


　「俺がストーカーしてるってこといつから知ってたん？」


神「んーー？ 最初から」

神「なんでやと思う？」


　「わからん」


神「家に帰ったらわかるんちゃう？」



神「探してな？ 俺が仕掛けたカメラと盗聴器」


カメラにも盗聴器にも一切気づかへんかった


　「俺の家に神ちゃんが来たのってめっちゃ前よな」




神「なんで気づかへんの？






　 俺はずーーーっとシゲのことストーカーしとったんに」

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