愛しているから【赤】

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俺はモヤモヤを抱えたまま、撮影した


撮影のときも、WESTなんか？ってぐらい静かで、スタッフさんも不思議な顔してる

時々睨まれてるけど、撮影になると皆ニコニコして楽しそう


睨まれてるのは俺の気のせいなんかな？って思ってまう


でも、撮影が終わると睨まれるねんな

俺、撮影の時うまく笑えとったかな


いつもはしゃぎながら通る廊下も、今日は一人でトボトボ歩いていく



神「シゲ、ちょっと来て」


　「え？」


助けて、って言われた日のことを思い出す



あの時と同じ部屋に連れてこられた


神「シゲ、俺が次言う言葉はなんでしょーか？」


　「え、何って・・・」


神「ブッブー 時間切れー」


神「正解は、『シゲ、なんでみんなに睨まれてるか知ってる？』でしたー」


　「えっ、知らん」


神「俺がストーカーのこと話したら、みんなシゲに怒ってるみたい」


　「今までみんなに言ってなかったのが悪かったんかな」


　「そんな大事にしたくなかっただけなんやけど」




神「は？ シゲ、何言うてんの」


神「シゲが俺がストーカーされてること隠してたなんて言うてないよ」


　「え？ じゃあ何を」









神「シゲが俺のことストーカーしてるって言うたんや」

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