愛しているから【赤】

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ホンマはムカついてまうから、電話とかしたくないんやけど仕方ないな



流「どうしたん？ シゲ」


　「あのさー 神ちゃんに無言電話してへん？」



唐突に聞きすぎたかな



流「俺はしてないで」


　「それ、ホンマなんやな」


流「手紙は頼まれたけど、無言電話は頼まれてへんし」


　「頼まれた？」



頼まれたって誰にやろ



流「おん、神ちゃんに頼まれてん」




神ちゃんに頼まれた？？

どういうことや



流「シゲ？ 聞いてんの？」


　「え？ ごめん」


流「まあ、とりあえずそういうことやから」



一方的に電話は切られてしもた



流星は確かに「神ちゃんに頼まれた」って言うたよな


なんでそんなことしたんやろ


考えても浮かぶのはハテナばっかりや




神ちゃんに電話してみるか



神「もしもし？ シゲ？」




聞くつもりやったんに、いざとなると言葉が出てこない



いや、流星が嘘ついてるかもしれへんやん！


そうや！ 絶対そうや！




神「シゲ？ なんもないなら切るで？」


　「あ！ いや、無言電話のことでさ・・・」


神「それなら、もうええから」


　「は？ どういうこｔ 神「もう知ってんねやろ？ 手紙のこととか」

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