愛しているから【赤】

２３ ページ23

神【別にええけど】



しばらくして返ってきた返事


とりあえずいいってことやな



　【じゃあ、今から神ちゃんちに行くな！】



防犯カメラを持って神ちゃんの家に向かった


神ちゃんはポストのところに立って、俺を待っていた



神「防犯カメラとかつけてバレへんのかな」


　「見て？ こんなにちっちゃいんやで？」


神「今、ストーカーに見られてたらこのことバレんで」


　「それなら、バレへんうちにはよつけよーや」




神「ホンマにこんなんで犯人分かるんかなー」


　「物は試しや、もしかしたら分かるかもしれへんやろ」



神ちゃんを説得して、なんとか防犯カメラをつけた



　「これ、毎日俺が回収して家で確認するから」


神「いや、それぐらいなら俺がするよ」


　「いや、カメラのことがバレて神ちゃんが回収しに来るの待ち伏せされてたらあれやし」


神「なら、シゲにおまかせするわ」



早速その日の夜、手紙を持って神ちゃんちのポストへ



天才的なアイデアやろ？



俺がカメラの録画を切ってから、手紙を入れる


こうすればバレる心配も全くない



その場で映像を見るも、神ちゃん家のポストに近づいたのは俺だけ


まあ初日はこんなもんか


カメラを元の位置に戻して、その場を後にした

２４→←２２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す