愛しているから【赤】

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「神ちゃん、家まで送るわ」


神「でもシゲ用事があるって、」


　「いや、俺と別れた瞬間につけられてんのにここでまた別れるわけにはいかんやろ」


神「ありがとう シゲ」


　「ホンマに大丈夫？ 何もされてないよな？」




我ながら演技がうますぎる


本気で心配してるふりなのに全然気づかん神ちゃんも神ちゃんか


ホンマに最高



神「なあシゲ、ホンマに助けに来てくれる？」


　「助けに行くで？ 急にどうしたん？」


神「もう耐えられへんくてさ」


神「明日またつけられたら立ち向かってみる」


　「え？」



まじかー


それは困るな


俺に立ち向かってきたらわろてまうわ




　「そっか」


　「明日は今日の用事終わらせるだけでええから、絶対助けに行けるで」


神「ホンマに？」


　「うん でも大丈夫か？ ホンマは怖いんちゃう？」



震えている神ちゃんの手を握ると、強く握り返された



神「ホンマはめっちゃ怖い 何されるか分からんし」


ホンマに怖いんか声も震えてる


　「神ちゃんが立ち向かったら、向こうも怯んで手紙とか少なくなるかもしれんな」


神「あとな、シゲに迷惑かけっぱやからここは自分で終わらせたいと思う」


　「やっぱかっこええな神ちゃんって」


神「俺はかっこよくないよ 結局1人は怖くてシゲに助け求めてるし」



神ちゃんの決意聞けたし、明日どうなるか楽しみやな

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