ヴィランズのお手伝いさん~2~【ヴィランズ手下】 (ページ38)

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スキャターside

今日は人間界のパーティーに潜入

潜入理由としてはそのお屋敷の資料データをコピーすること

なんでも、それには沢山の大企業の方の名前が書いてあるらしい

初めてパーティーに来た時はあたふたしまくって皆さんに迷惑かけてたけど、最近は徐々に慣れてきた

…多分…

V｢まず、主催者の方に挨拶に行こう｣

スキャター｢はいミスター！｣

エイトフット｢しかし、Aも仕事とは残念だなぁ
まぁ、こんな所来るよりかましか｣

ジャック｢でも、もしかしたらヴィランズ候補も見つかるかもよ！｣

ヴェール｢そんな話聞かれたらどうしますの？
あくまで今は人間なのですから｣

そんな話をしているうちに主催者の方の前まで来ていた

V｢ご招待頂きありがとうございます｣

｢こちらこそお忙しい中ありがとうございます｣

主催者の峯本雅治さんという人

ミスターはほんとに凄くて、人間にもそれなりの交友がある

この人もそのひとりだ

雅治｢娘をご紹介させていただきます｣

V｢これはこれは、わざわざありがとうございます｣

｢明葉と申します｣

綺麗な女の人が私たちにお辞儀をする

雅治｢客間にご案内させて頂く前に身体検査をさせて頂いても？｣

身体検査なんてするんだ

V｢もちろん、構いませんよ｣

雅治｢雪峰くん、頼むよ｣

雪峰と呼ばれた男の人

メガネの短髪なんだけど、甘いマスクの王子様みたいな感じの顔つきで少し微笑むその顔はきっとこの世の女性が好む顔

でもなんだろ、、、

Aさんやメンズリクルーターの皆さん見てるからかな？

イケメンに免疫が着いてしまった

でも、こんな感じの王子様フェイスの方は初めてだから少しキュンとくる

はい、と返事をしたその声も少し高めのハスキーボイス

雪峰｢失礼致します｣

雪峰さんは、ミスターから順番に体をポンポンと触った

V｢新しい使用人を雇われたのですか？
以前はまた別の方だったような気がしますな
少し小太りな…｣

雅治｢今日だけ特別に派遣された、執事です｣

V｢今日だけ、とは？｣

雅治｢執事が風邪をひいてしまいましてね
他にも沢山居るのですが、今夜はパーティーですので、もう1人追加で派遣させたのです

お客様を客間にお通ししてくれ｣

雪峰｢かしこまりました
客間までご案内させていただきます｣

雪峰さんは私たちを客間に案内してくれた