ヴィランズのお手伝いさん~2~【ヴィランズ手下】 (ページ29)

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みんなに見送られ俺はハイタワーを出た

でも、そこからは厳しい毎日だ

厳しいとは聞いてたけど、ほんとにこれがきつい

でも、結構楽しい

｢お前やっぱり運動神経いいよな～｣

貴方｢そうか？｣

｢お前より大柄な先輩が投げ飛ばされた時はホントびっくりしたぜ｣

貴方｢あれは軸が弱いせいだろ｣

｢それ間違えても先輩に言うなよ？｣

俺は結構強くて先輩にも目をつけられた

だから毎日手合わせを願われるけど結局俺が勝つんだ

それに、警察学校にはもちろん女もいる

毎日追いかけ回されて訓練になってない女達は毎日教官に怒られてる

ざまぁみろ

なんて生活を続けて9ヶ月

あと一ヶ月で卒業だ

｢赤羽！｣

貴方｢はい！｣

教官に声をかけられたら大きな声で返事をする

それがこの警察学校のルール

｢教官室にこい｣

は、俺、なにかしたか？

俺はワケもわからぬまま教官室に連れていかれる

あと一ヶ月で卒業なのに何をやらかした？

｢赤羽、お前に折り入って話がある｣

貴方｢はい｣

｢アメリカでもっと詳しく学ばないか？｣

貴方｢あ、アメリカ、、、？｣

｢お前の同期に聞いたんだが、親父さんFBI所属してたんだろ？｣

貴方｢そうですが、、、｣

｢だから、お前もアメリカに行って学んでみないか？
FBIに所属することも出来る
ここじゃ学べないことも沢山ある｣

確かにありがたいことだとは思う

アメリカに行かないかなんて誘われる事そうそうない

でも…

貴方｢有難いのですが、FBIになるつもりはなく…
日本の警察としてやっていきたいんです｣

じゃなきゃ帰れねぇし

｢じゃぁ、せめて学びに行くだけいかないか？
きっとお前の役に立つ｣

正直少し興味はあった

銃とかにも興味はあったし警察になった理由はそれもある

貴方｢…分かりました｣

留学の相談をして俺は教官室を出た

アップル達には手紙を書いた

話によると6年くらいはアメリカにいることになるとか

それも全て手紙に書く

教官に頼む訳にも行かないからこっそり練習した魔法で伝書鳩を出す

貴方｢これ、ハイタワーまで頼むぜ｣

鳩の足に手紙を括りつけて飛ばす

手紙を届けたら直ぐに消えてしまうけどな

俺は直ぐに荷造りを始める

出発は明後日