ヴィランズのお手伝いさん~2~【ヴィランズ手下】 (ページ24)

今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:37,799 hit

・24 ページ24

演劇の練習は最悪

俺が相手役のせいでジュリエット役の女、田口美玲は全くもって身が入らない

モンタギュー側もキャピュレット側の女達も台詞回しが下手くそで中々進んでくれない

唯一出来るのは雅人と俺、その他男性陣

出来てないのは浮かれ切った女達

美玲｢あれ、わかんない～…
Aくん、ここ、どーやったらいいかな？｣

貴方｢お前演劇部だろ？
自分でやれよ｣

美玲｢台詞回し難しいもん～｣

世間的には可愛い顔だからジュリエット役に選ばれたんだろう

でも、そんなにぶりっ子しても俺にとっては可愛くない女がなんか言ってるくらいにしか思えない

貴方｢やれるからやるって言ったんだろ？｣

美玲｢でもぉ～…｣

貴方｢ならやめろよ｣

美玲｢えっ、、、？｣

貴方｢やる気ないならやめろよ
こっちはやりたくもねぇのに真剣に取り組んでやってんだ
真面目にしてる俺が馬鹿みるようなことすんじゃねぇ｣

それだけ言ったら何も言えなくなったのか台詞の練習を始める

貴方｢あとさぁ、そこにいる女の集団｣

俺が指さすとその集団はきゃーっ！と悲鳴をあげる

貴方｢やる気ねぇなら帰れ
真面目にやってるヤツらが馬鹿みるだろ
お前らがちゃんとしないせいで、ペアを組むことになる男子が迷惑すんだ
やる気ねぇやつは帰ればいい
代わりはほかにも大勢いる｣

想像と違う言葉に女達は唖然

貴方｢おい男子ぃ～
台詞合わせしよーぜー｣

男子だけを集めて立ち位置の確認をする

｢Aよく言ったな！｣

｢あいつらやる気なくて困ってたから助かったぜ！｣

貴方｢べつに
自分からこれやるっつってやらねぇのが腹立ったんだよ
こちとらやりたくもねぇのに真面目にやってんのに…｣

｢お前のそーゆう所いいと思うわ！｣

｢モテるわけだわ～｣

貴方｢いいからさっさとやれよ｣

その日を境にしっかりと練習するようになった女達

じゃぁ初めからやれっての