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とうとう4クォーター
これで試合が終わる
結果はもちろん俺らの勝ち
そんなの当たり前
だって俺と雅人がいるもん
備え付けのシャワーを浴びる
試合後、汗臭いまま帰んの嫌いなんだよ
その後髪も乾かさず外に出る
今年は待ってる人いるしな
アップル「おつかれ」
貴方「あーどーも
他のみんなは?」
アップル「先に帰ったぞ」
貴方「あ、そう」
試合会場の門の前
どんどん人がいなくなる
貴方「俺らも帰るか」
アップル「その前に話しがあるんだがいいか?」
貴方「それ帰ってからじゃだめかよ」
アップル「ハイタワーだと話しずらい話だ」
貴方「なんだよこえーじゃん
なに?」
アップル「君が好きだ」
え、なに、
え、直球すぎて意味わかんねぇ
貴方「え、そんな直球に?」
アップル「人間は直球なのが好きだろう?」
それで返事は?とアップルが言う
貴方「……きらいじゃ、ない、」
アップル「どーゆう事だ?」
貴方「付き合ってやんねぇこともねぇって言ってんだよ!」
肩にかけていたタオルをアップルの頭にかける
貴方「いいか、人間はなぁ、直球に言われるのも直球に返すのも苦手な奴がいるってを覚えとけりんご野郎!
分かったか!」
アップル「あ、あぁ、、、分かった、」
貴方「そして、その、直球に言われんのが苦手な分類に俺も含まれるってのも覚えとけ!」
アップル「…その割に顔が林檎のようだな」
ニヤリと笑うアップルが憎たらしくて仕方ない
貴方「うるせぇ毒林檎!
とっとと帰るぞ!」
アップル「まて」
貴方「まだなんかあ、、!」
俺の唇に当たる柔らかなもの
アップル「今までの女達よりも情熱的な愛を体感させてやろう」
貴方「っ…!
このアッポイ野郎!」
アップル「アップルポイズンですぅ」
貴方「早く帰るぞ!!
ばか!!」
アップル「はいはい」
アップルの右手が俺の左手に絡む
恥ずかしいけど、なんか嬉しいなって
男なのに、好きになってくれたんだなぁ
告られ方は決してロマンチックじゃねぇ
でも、それが俺ららしくてかえっていいかも知んねぇな
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作者名:まい | 作成日時:2019年6月12日 1時