守りたいもの (ページ5)

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4話ページ5

「おじさーん！こんにちはー！」

「おお。Aちゃんじゃないか。おかえり。」

ここの経営者の宮近さんはとても気さくで、私がいつ来ても迎え入れてくれる。

「ただいまです！今日も手伝いますよ！」

「いつも悪いね。大したお給料も出せないのに。」

「いいんですよ！今日は優太も来てくれてるんで！」

「優太くんも悪いね。助かるよ。」

「親父ー。学校帰りなんだから、お茶くらい出しなよ。」

「そうだな。海斗、持ってきてくれ。」

「そういうと思ってもう持ってきてる。」

海斗くんは500mlのペットボトルのお茶を持ってきてくれた。

「ありがとう。」

「どういたしまして。今日は納品の傷チェックお願いしていい？」

「うん！優太も一緒？」

「いや、岸くんは力仕事。」

「えぇぇぇぇ！」

「優太。文句あるんなら野宿してもいいんだけど。」

「いや！喜んでさせていただきます！」

単純。優太は本当に扱いやすい。

「さっ。Aちゃんは俺についてきて。岸くんは奥にいったらのんちゃんがいるから、のんちゃんの指示を受けてね。」

「オッケー」

「ほーい」