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「A…俺、相談すればええものを…勝手な判断で決断した事に反省してんねん…」
優しく抱き締めて頬を撫でてくれる望に
涙が溢れ出してくる…
好きやで…凄く…ほんまに望の事愛してる。
「…望…っ、。」
別れた真実を望から聞いて納得したけど
流星の顔が浮かんで自分の気持ちと
葛藤し溢れた涙は止まることなく
望の胸元で大泣きした。
「俺、待っとる…ワガママやけどAを取り戻したいねん…もう失いたない…」
鼻声の望をじっと見る目は赤いやろう…
でも他の人を巻き込んでまで幸せを願うのは
勝手やなって思う。
「真実…聞けただけええ…ごめん望の事好きやけど…流星を振り回す事出来んから…」
望の腕から出たら私はもうchanceは無いことは分かっとる。
だけどね、優しい流星はずっと隣におってくれた。
だからそんな流星を傷つけたくないねん…
「A……っ…そうやな…」
望の目を見るとやっぱりウサギさんのように赤くて
ギューって抱きしめ合って
最後の口付け交わしてから“さよなら”を交わした。
本気で好きやったよ
愛してたで…
望以上に愛せる人はおらんって思うとる。
だけどきちんと望にもらった愛と優しさを
心にしまって流星との恋愛の道を進むから…
「……のぞ…っ…」
だから今日は泣かせてや…
沢山今日は望とさよなら出来るように
頑張るから…忘れるから…。
流星…今日だけは…望への気持ち素直に思わせて…
望…愛してる…離れたなかった…
子供のように他のこと考えず
素直に貴方の元に居れたらええのに…
泣きながら歩くと色んな望との思い出が
蘇る。
ふと涙を拭いながら顔をふとあげると
「A…」
家に帰る途中目の前から息切れした
流星が走ってきて…
「Aの心におる人は誰や？」
そう聞いてくる貴方はどうしてなの？
「…なんでや？…」
「望からLINE来て…訳を聞いたねん…」
悲しそうに笑う流星…
沢山我慢させてきたはずなのに
優しく頬を撫でる貴方は微笑み
「好きやから望から奪ったろうとした罰が当たったみたいや…」
「…流星…罰当たるはずない…ずっと私の事支えてくれたやん…っ」
自分の袖で“ハンカチ無くてごめん。急いできたから”なんて言いながら私の涙を拭い
「その涙の答えは…俺に遠慮しとるから？望が好きやから？」
「……流星ごめんなさい…私でも…流星とおりたい…よ？」
鼻声で気持ち伝えると、そうしてや？って言うてくれると思うてたら
違う答えやった…
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作者名：maron | 作成日時：2018年12月18日 3時
