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#_095 ページ45







柊「…諏訪」



諏訪「なんだよっ!」








柊「お前は間違ってない!






…みんな、お前と一緒だよ。


迷って…もがいて…途方に暮れて…



…それでも、正解を求めて前を向く。





進んで進んで…ダメなら傷つきながら引き返す。


で、また歯を食いしばって前を向く。






…みんなみっともないんだよ!




でも、それでいい。

それがいい!




恥を繰り返して、強くなるんだよ。



ていうか、恥もかかずに強くなれると思うな!」




諏訪「…」




柊「だから…諏訪、



お前のこれまでは、


誰がなんと言おうと…絶対に、間違ってない!」







諏訪「…っ……」




諏訪の目から涙が溢れる。








諏訪「…おかしいなっ……


なんで泣いてんだろ…私…っ……」





溢れ出る涙を諏訪はふく。



でも止まらなくて、諏訪は手で顔を覆って泣き出した。









諏訪「なんでっ…


涙が…止まらないんだろうっ……」





涙は止まらないまま柊の方を見る。


柊も目を逸らさずに諏訪を見つめる。






諏訪「……」




諏訪は、ポケットからネックレスを取り出して、


勢いよく床に投げつけた。





ネックレスは割れて、中からUSBチップが出てきた。









諏訪「貴志からは…何も聞かされてないけど、


気になって開けてみたらこれが入ってて…





多分重要な何かだと思う。」




柊はチップを手に取った。





柊「お前の思い…


受け取ったからな?」



諏訪「…っ……」









柊「逢沢」


逢沢はパソコンを柊の前に置く。







柊はチップをパソコンに入れる。




ファイルを開こうとする。


だが、パスワードがかかっていた。




生徒たちはパソコンの前に集まる。









さくら「パスワード…?」




甲斐「おい、諏訪!



パスワードは分かるのか?」





諏訪「ごめんっ…分からない」





光多「どうすんだよ!」







柊は、立ち上がってある人物の方を見た。









柊「お前なら…分かるんじゃないのか?




……西宮」






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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年4月7日 19時

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