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#_073 ページ23







机を全て後ろに下げて、真ん中に柊と甲斐が立つ。







『……』


Aは心配そうに2人を見つめる。









そして、2人は喧嘩を始めた。






甲斐は積極的に攻撃するが、柊に避けられる。





そして、甲斐は柊に蹴られ、後ろに倒れた。





光多「甲斐っ!」

『…!!』






柊「攻撃のリズムがいいねぇ。

さすがダンス経験者」




甲斐「馬鹿にすんじゃねぇ!」




甲斐は果敢に攻撃をするも

全て柊に交わされてしまう。









柊「筋はいいが、まだまだ青いなぁ」






柊は甲斐のお腹を殴った。



甲斐「…っ……」









柊「お前が起こした傷害事件。




あれは元々、お前が景山を使って金を稼ごうとしたことが原因なんだよなぁ」



香帆「どういう事?」









柊「そもそもは、景山と西宮に会わせてくれとお前は頼まれた。」




『…え……?』







柊「でもお前は、景山だけに話を持ちかけた。




…それはお前が、西宮の事を大切に思っていたからだ。

西宮を危険な目にあわせたくなかったからだ。




だから、お前は景山だけを巻き込んだ。」



『………』






柊「金に困ってたんだよなぁ。


お前の母親は脊髄をやられ、介護生活を余儀なくされた。





お前もダンスを辞めて働かなきゃいけなくなった。」








光多「何だよそれっ……」





甲斐「ごちゃごちゃうるせぇんだよ!!」













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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年4月7日 19時

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