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机を全て後ろに下げて、真ん中に柊と甲斐が立つ。
『……』
Aは心配そうに2人を見つめる。
そして、2人は喧嘩を始めた。
甲斐は積極的に攻撃するが、柊に避けられる。
そして、甲斐は柊に蹴られ、後ろに倒れた。
光多「甲斐っ!」
『…!!』
柊「攻撃のリズムがいいねぇ。
さすがダンス経験者」
甲斐「馬鹿にすんじゃねぇ!」
甲斐は果敢に攻撃をするも
全て柊に交わされてしまう。
柊「筋はいいが、まだまだ青いなぁ」
柊は甲斐のお腹を殴った。
甲斐「…っ……」
柊「お前が起こした傷害事件。
あれは元々、お前が景山を使って金を稼ごうとしたことが原因なんだよなぁ」
香帆「どういう事?」
柊「そもそもは、景山と西宮に会わせてくれとお前は頼まれた。」
『…え……?』
柊「でもお前は、景山だけに話を持ちかけた。
…それはお前が、西宮の事を大切に思っていたからだ。
西宮を危険な目にあわせたくなかったからだ。
だから、お前は景山だけを巻き込んだ。」
『………』
柊「金に困ってたんだよなぁ。
お前の母親は脊髄をやられ、介護生活を余儀なくされた。
お前もダンスを辞めて働かなきゃいけなくなった。」
光多「何だよそれっ……」
甲斐「ごちゃごちゃうるせぇんだよ!!」
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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年4月7日 19時