#_051 ー過去ー ページ1
.
お店で、翔、A、澪奈、花恋が座っていた。
『3人で、全国大会いってね!かんぱーい!』
花恋.翔.澪奈「かんぱーい!」
翔「でも、俺は無理だよ。
景山は間違いないだろうけど。」
花恋「なんで、戦う前から弱気なの?」
『確かに、小学校の頃からそんなんだったねー』
花恋「要はヘタレなんだよ、ヘタレ」
翔「そんなんじゃないよ!
身の程を弁えてるだけだから。」
花恋「えー、そうかな?」
『でも、翔だってこう見えて意外と男らしい時もあるもんね?』
翔「なっ…急になんだよっ!」
澪奈は、2人の仲のいいやり取りを聞いて、微笑んでいた。
_____________________
放課後、Aが正門を出ようとすると、
ヤンキー達が目の前にいた。
ヤンキー「なぁ、西宮Aだよな?」
『……だったら何?』
ヤンキー「俺らさぁ、西宮Aと景山澪奈のファンなんだよ。
ちょっと付き合ってくんない?
景山澪奈も呼んでさ!」
『…嫌。』
Aは、ヤンキー達の間を通り抜けて行こうとしたが、腕を掴まれた。
ヤンキー「まぁまぁ、ちょっと待ってよ」
『…離して!』
翔「やめろよ!」
翔はAの元へ駆け寄って、Aの腕を引っ張った。
『翔……』
ヤンキー「あ?何お前。西宮Aの彼氏かよ」
翔「いや、そんなんじゃないですけど……」
ヤンキー「そういえば、お前ってさ、景山澪奈とも仲良いよな。
どっちと付き合ってんだよ。
あ、まさかの二股かぁ?」
翔「ただの…クラスメイトです。
行こう、A。」
ヤンキー「おいおい」
ヤンキーは、翔の胸ぐらを掴んだ。
ヤンキー「しらばっくれてんじゃねぇぞ?」
ヤンキーは、翔のお腹を殴った。
『翔!!…ちょっと!』
Aは、ヤンキーの1人に捕まえられた。
翔は床に投げ捨てられた。
『翔っ!
ねぇ!!離してよっ!』
Aは、ヤンキーを振り払って逃げようとした。
でも、ヤンキーは、もう一度Aを捕まえて、Aにナイフを向けた。
その衝撃で、Aの頬に切り傷がついた。
ヤンキー「おい、大人しくしとけ」
その隙に、翔は殴られ、蹴られ続けた。
『…やだ…
…やめて!!
翔!!』
658人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年4月7日 19時