#＿021 ページ21
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さくら「アンタ達に何がわかんの！？
澪奈の、何が分かんの！？
澪奈はいつも凛としてて
結局薬 物なんてやってなかったし！
なのに、情報に踊らされて彼女を追い詰めたのはアンタ達じゃない！
何で死んでまで澪奈が悪口言われなきゃいけないの！？
…許せない…絶対許せない！」
『……さくら』
さくら「けど、一番許せないのは私だ。
私は、澪奈を被写体としてしか見てなかった。
先生の言った通り、澪奈が手紙を書いたのには、ちゃんと意味があった。
澪奈が死んだのは私のせい。
私のせいで澪奈は命を絶った。
ごめん…ごめんね、澪奈」
柊「それがお前の答えか？
お前のせいで景山澪奈は死んだ、そうだな？」
さくら「…はい」
柊「残念ながら今の回答は不正解だ。
確かに、景山はクラスメイトに無視されていた。
それに、親友だと思っていたお前にも、
西宮にも避けられて、深く傷ついた。
でも、それが自 殺の原因じゃない」
さくら「違う…私のせいなんです！
ホントに私の…！」
柊「お前のせいじゃない！」
里見「何でアンタにそんな事がわかんだよ！」
柊「景山本人から聞いたからだ。」
『澪奈から…？』
柊「そうだ。アイツが何に苦しんでいたのか」
甲斐「なら、景山は誰に何をされて自 殺したって言うんだよ！」
柊「それは、お前達が自分で探せ！」
甲斐「…んだと？」
柊「何故、クラスメイトが死ななければならなかったのか。
卒業までの十日間で、一緒に考えるんだ！」
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作者名：ちょこみんと。 | 作成日時：2019年3月2日 19時
