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#_009 ページ9








柊「その窓は防弾ガラスだから割れないよ。」


柊は面倒くさそうに話した。





柊「ふざけてないし、茶番でもない。

俺はこの半年間この日のためだけに過ごしてきたんだからなぁ」




『………』






柊「それじゃあ、皆には話し合ってもらおうか。

俺は、美術室に居るから」





柊は袋を持って教室を出ようとした。


逢沢「先生!」

逢沢が声を上げた。





逢沢「もし、景山が自 殺した原因がこのクラスの誰かだったら

そいつはどうなるんですか?」




柊「そうだなぁ、それなりの裁きは受けてもらおうかな。」

生徒達「……!」






柊「Let’s think」





柊はそう残して教室を出た。






柊が出て行った後、
さくらが追いかけて行った。

Aも立ち上がった。



海斗「A?どこ行くんだ?」




『……ちょっと、』





Aは外へ出た。

そして、美術室の扉の方に向かった。



すると、さくらと柊の会話が聞こえてきた。






さくら「どうして私なんですか」



柊「茅野は景山と友達だったよなぁ」






Aはその言葉で足を止めた。







さくら「私なんか友達じゃありません。

自 殺する前に手紙貰って、そこにも書いてありました。



それに…澪奈と友達だったのは西宮さんの方です」



『………』





柊「なんで手紙だったんだろうな。」




柊はさくらの言葉を無視して続けた。


さくら「え?」




柊「いや、今どき珍しいなぁ、と思って。」



さくら「……」






柊「とにかく、他の誰でもない。お前が答えるんだ。」


柊は扉を閉めた。
















『…澪奈』



Aは、そう一言零すと、教室に帰った。



















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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年3月2日 19時

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