約束。【Yuri.C】 6

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Aside






………や、っぱり、あんまり似合ってないかも。







.






黒ビキニなんて、



やっぱり身の丈に合ってなかったのかな…








私は、ビキニの上にパーカーを羽織って、まだ膨らませていないビーチボールとうきわを手に、

更衣室を出た。






.







｢ゆ、ぅりくん、お待たせです｣







きれいに筋肉のついた背中に声をかけると、




侑李くんはぱっと振り返って、少し顔を赤らめた。







.







.






知｢…緊張しちゃう、なんか｣







.






侑李くんは頭をがしがしとかく。








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知｢…流れるプール、とか行ってみる？｣






女の子みたいにはにかみながら私を見る侑李くん。









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誰よりも愛しい。








.








だけどやっぱり、







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…ビキニには、触れてくれない。








.







.








似合って、なかったか、





やっぱ……。








.






またしても肩を落としながら、






侑李くんとはぐれてしまわないように必死に追いかける。








.








夏休みも始まっているから、






人はいすぎるほどにいて。









.








.






振り向いてくれない侑李くんの背中を、









.







少しだけ、





見失いそうになった。







*************

更新遅れてすみません!!
作者の都合により、毎日の更新が難しくなりました…
何日かに一度には必ず更新しますので、どうか気長にお待ちください…ヽ(；▽；)ノ
更新停止などは決して致しませんのでご安心ください。


あと、9.0点、ありがとうございます。ここまで回復できたのは読者の皆さんのおかげです…！
まだまだ、たくさんの評価・コメント、お気に入り登録、お待ちしています♪

はる

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